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実践女子大学美術部 田原夏紀、中島久美子 『朧げな月に4年間の執念を組み込む』 [2-D,E:3/8-3/10]

実践女子大学美術部、四年生の卒展です。
なんと、美術部四年生は田原さんと中島さんのお二人のみです。
まず2-D,Eの共有スペースに入ると、田原さんが描いた中島さん、中島さんが描いた田原さんの絵があり、互いに宛てた手紙が掲示されています。




二人の卒論を使ったインスタレーション。


まずは2-D、田原さんのスペースから紹介致します。
田原さんは共感覚の持ち主で、以前から色彩をテーマにした作品を多く展示されていました。
 小さい頃から現在の自分の写真を使ったフォトコラージュ。
色相環になっていますね。

大好きな色を、食べちゃう田原さん。

 多くの油絵を展示されています。
自画像が雰囲気も含め、ご本人そっくりなのです。

こちらも色をテーマにした作品!
色の研究をされていて、制作は油絵を中心に色々やっている田原さんの厳選された四年間がぎゅっと詰まった展示空間でした。

2-Dは中島さんの展示

 ステンシル、切り絵、デッサン、色鉛筆など、田原さんとはまったく違う画風です。




生まれ育った場所の民族芸能を卒論のテーマに選んだ中島さんは、展示作品の合間合間に、家族や自然環境のエッセイも展示しています。
中島さんが飼おうとしたモモンガを飲み込んだ蛇の話など、衝撃的でした!

立体やZINE、ポートフォリオも!

大学を卒業し、それぞれの進路へと羽ばたいて行く二人です。
ご卒業、おめでとうございます!

田原さんも中島さんの作品も振り返ってみるとよく目にしていたのもので、集大成の展示を見られて嬉しいような、しかしやはりさみしいような気分です。

DF STAFF KOZUE