DESIGN FESTA GALLERY では実に3年振りの展示
かるきさん
小品及びドローイング展示
EAST : AP-12
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「 決別 」 333×242 mm acrylic on canvas 2013 |
※2011年 展示の様子はコチラでご覧頂けます
日々描き続けたドローイングを320枚程
アクリル画を8点
数十センチ四方の空間を堪能するには、
少々、いや結構お時間が必要。
それは嬉しい悲鳴でございます。
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「 夏の白昼夢 」 300×300 mm acrylic on paper on panel 2013 |
正方形の画面に描かれた、とある夏の白昼夢。
砂浜、白波と書き割りが置かれたような構図。
登場する人物や事象全てがパネルに描かれて、
身動き取れない一つの静止画みたいだ。
切り取られた画面では、様々な情報が静止していて、
見切れる男性の瞳、水着の胸元にある名札、
浮き輪、サーフボードの図柄、編まれた三つ編み、
背後にそびえる海坊主の鱗、付着したフジツボ。
30cm四方に詰め込まれた白昼夢の実像。
2011年頃の作品に比べて、格段に変化したのは、
モチーフとする少女以上に、バックグラウンドの処理だと思う。
積極的に周囲の情報を描き、整理することに長けて、
抜けた画面が見受けられなくなった。
また描き込まれた多くの情報と
モチーフとの関係性が持続している点。
ほら、彼女の懐に金魚が忍び寄る。
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「 てっぺん 」 102×70 mm acrylic on panel 2013 |
今展示会中、最も小さい絵画作品。
かるきさんが描いたモチーフには、
何者かが取り憑く様にも見える。
勿論、それは亡霊とかじゃなくて。
八百万の神(外見ポップ)が可視化されている、
と考えるとなんかすごい。
こちらが日々描き続けたドローイング320枚程の厚み
とても、厚い、鈍器の代わりになるボリューム。
ハガキサイズからA3サイズまで。
注視していたら日が暮れるでしょう。
今年の春より、九谷焼を学ぶ為に新天地へ行かれるというかるきさん。
住み慣れた土地に居る間にと、開かれた今展示。
絵画作品も一部作品を除き購入可能です。
暫くは、かるきさんの作品を見る事はできない(かも)
だから見に来ると良いと思います。
3/30(sun) までの公開
(ぱんだ)