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YUPPORAI



岡田莉奈さん
山崎晶子さん
イワシタカナさん

三人の女性作家による展示会
『 YUPPORAI 』





イワシタカナさんの作品

繊維板であるMDFに焼きごてを用いて描いたのか。
こんがりとした色で描かれる動物たち。

描画箇所は凹凸があって、
彼らがそこにいるかのよう。





お次は素材を布生地に変えて、ストラップ。

手前にはおめかしに必死なクマくんがいますね。
これ以外にも、大好きなクマのぬいぐるみを背負ったクマくん。
巨大な子鳥が小さな大人の鳥の手を引いているもの。

おかしな彼らの日常が落とし込まれている。



山崎晶子さんの作品

文字や数字や動物や顔や花や
様々なものを丸いグラフィックに落とし込んだ
色も形もポップな作品。



Hiragana " という名の作品

見えてきますか?
私は10秒ほど眺めていると「おおおお」っと
理解に達しました。
形に意味がもたらされて、文字となるまでのプロセス
とても新鮮な体験をしました。

個人的には3つ目、4つ目がすき。



こちらは「Animal」を象った作品。
と答えを白色で隠しましたが、わかりますよね?

最初から丸い形だったのかな、と思うものもあれば、
丸い穴から身体を覗かせているもの、
丸い穴に身体を押し込めているもの。

頑張って形におさまろうとする姿が可愛い。



岡田莉奈さんの作品

夢なのか現実なのかも曖昧に。

黒い霧の中に視点を投げ込んで見えた情景のようだ。
描かれたロール紙が部屋の壁をぐるぐると這っている。




多くの朧げな輪郭によって構成されている今作品。

唯一といっても良い、貴重な文字が、
この三つの言葉と作者の名前。

サインとして、そして作品の骨子として。




人の手のひらって、性差があるなと個人的に思っています。
女性の手、男性の手は大きさも装いも全く異なる。

さて、手のひらを開くとはどのような瞬間か。
「見せるとき、何かを掴もうとするとき」

実際に何かを掴むのではなく、精神的なもの。
それは、先程ご紹介した三つの言葉に戻るのだろうと思う。




最後にご紹介致しますのは、
DMのデザインとしても登場しました Zippo ならぬ yuppo
グルーガンで溶かされた黒い樹脂は
" u " の上で燃えている、芸が細かい。

丁寧に形作られたアートワークでした。

(ぱんだ)