川名 すずさんの原画展
WEST : 1-G にて開催中です。
展示期間は三日間と短期間ではございますが、
開場直後からお客様が多く来館されておりました。
一部作品をご紹介させて頂きます。
流れる黒髪、白いシャツ、たなびくリボン。
至る所にハイライトが降り注ぎ、
付近の輪郭が背景に溶けている。
艶のある画面の中でも、
一際、瑞々しい瞳。
丁寧に丹念に描き込まれた宝石は、
外光が差し込まなくとも、自ら光を放つのではないか。
金管楽器ホルンのベルの部分に腰を落とす少女。
足の位置から察すると、
これは中から出て来たのかもしれない。
音と呼気の出口から、花と少女が。
花びらの色、髪の色の近似。
それは偶然ではないはず。
彼女は花の精、もしくは花言葉を担うもの、ではないかとまで
創造が続いて行く。
この楽器は、どんな音を奏でるのだろうか。
向こう側が透けて見えるガラスの靴。
内側は清涼感ある、ブルーとホワイトのストライプパターン。
ここでも、少女はリボンを巻いた花を抱えている。
靴の縁に肘をかけて、
その肘の上で小休止しているのは青い鳥。
鳥はくちばしで花を掲げている。
人肌の温度を感じるワンシーン。
展示会場では今回展示された原画作品、
新作のポストカード等も展示/販売されておりました。
こちらもちらっとご紹介。
今回の原画展は残念ながら本日が最終日でした。
お越し頂けなかったお客様も是非、川名さんの pixiv をチェックしてみてください。
展示会場にも収まり切らない、多くの作品をご覧頂けます。
(ぱんだ)