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tolaully

WEST 1-F で展示中の “ tolaully 
様々な青をテーマに3人での展示が始まりました。

ほの暗い照明の中で行われる展示は
他のスペースとはちょっと違った印象。

その一部を写真でご紹介致します。


まず、こちらの作品はコマツショウさんによるもの。
針金を絡め、それをヒトの顔やヒトの手の形に。
実はこれ、ジャコメッティの作品をイメージして作られたものなんだそうです。






これらを用い、モデルに実際に着用してもらい撮影する。
撮るという行為に意味があり、そこに付随する意味合いはないと言う。
つまり、ここには対峙した者は無言の問いかけに
自らの答えを導き出すしかありません。

コマツショウさんのブログはこちら


こちらはmimekoさんの作品。

青にも様々な表情があります。
冷たい、冷静、空、海
など、色々な青のイメージ。

彼女の青は「未熟の青」であると言います。

未熟という言葉に持つイメージはプラスかマイナスか。
そういうところから考えると非常に面白い展示です。
将来性で考えると、未完成と完成されたもの、貴方はどちらにひかれるでしょうか?


薄い素材で作られたスカート。
腰のクシュクシュがとてもカワイイ。

過去の作品イメージを払拭するため今回の展示に至ったということもあり、
どの作品からも「苦難を乗り越えた先に見えてきたもの」
のようにぼくには見えました。
未熟ほど将来性があるものもはないんだ、と考えさせられます。


こちらの作品はキャンナさんの作品。
キャンナさんの作品はどれも丁寧に作り込まれています。
一見、粗さを感じるようなディテールも意図的なものを感じます。
この雰囲気を創り出せるのは間違いなくキャンナさんだけでしょう。

 

画像が粗く恐縮ではありますが、この絵もキャンナさんのもの。
20年ほど前にお母様が描かれたものを元に、キャンナさんが描いたそうです。
この絵が物語っている迫力は、
世代を受け継いだところにも隠されているような気がしました。


絵画、コラージュ、アクセサリーとなんでもソツなく創り出す。
ポテンシャルの高さに驚かされます。


展示は明日(6/9)までとなっております。
是非ご覧下さいませ。


--- けんや ---