のえ゛さん と はぎれさんによる二人展
WEST : 1-A にて開催中
はぎるぇさんの作品
線の擦れ、濃淡、形状
彼女達を構成する要素を結合させて生まれる、
未成熟な少女たち。
線で区切られて表現される汚れない頬は、
赤子の様に、さぞ柔いものだろうと思う。
その荒々しい線の数々は、
異なる筆圧の上に生まれ、
十人十色、感情の起伏の形。
フリーハンド
何十もの線が横並びになって、
重なりや長さ形状で出来上がった彼女の表情。
光を蓄え、憂いを放つ瞳がたまらなく胸を打つ。
柔肌の上にまち針を突き立てるよう ー
のえ゛さんの作品
ふっ と地から身体が浮く。
浅い夢の中の情景を焼き付けたかのような作品。
パジャマ姿のまま、世界をうろつく。
自身と描かれたモチーフとの間にはある程度の距離があり、
傍観可能な立ち位置に居るのではないかと。
今展示会のDMに描かれた子がバッチになりました。
その服装、装飾、髪型、顔の造形、いずれか一つをとっても、
現実とは一つの壁を隔てて成立している(と思ってしまう)
勿論、創作されたものであれば必然ではありますが。
この不定形な想い、伝わって欲しい。
今展示会において、のえ゛さんは多くのグッズを展開。
スペースの一番奥に飾られていたのはこちらのTシャツ。
勿論、お買い求め頂けます。
Tシャツの上に上着を一枚はおってみれば、
隙間からのぞく、宇宙飛行士のピースサイン、なんて構図。
期間中、何組もの外国人来場者様がお二人の展示会を気に入り、
こちらまでにやついてしまうくらいの笑顔で、
グッズをご購入くださいました。
見れる、にとどまらず、持ち帰れる作品。
大切に使って頂けますよう。
(ぱんだ)