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近藤洋樹/加藤オズワルド/ツノモリヒロユキ 『モノクロイラストレーション展 MOSH PIT』 [102:5/27-6/2]

同じ大学で軽音部に属していた三人が、「モノクロ」というスタイルでグループ展を行っています。

パンクやハードコアなどのライブの舞台前で起こる、観客同士がぶつかり合ったり円を作ってぐるぐる回ったりする現象を「モッシュ」と言い、それが起こっている場を「モッシュピット」と言います。

三人が互いの個性をぶつけ合い、新たな流れを生むということで、このタイトルがつけられました。

まずはツノモリヒロユキさんの紹介です。
ツノモリさんがfacebookにイラストを掲載し、それを見た加藤さんが展示に誘ったことが発端だそうです。

上はボードに印刷されたツノモリさんの絵です。

原画はこちら。
一枚で見ると顔がメインに見えるのですが、ボードになると三枚とも、それぞれかっこいいですね!



 近藤洋樹さん
こちらの絵のタイトルは「Otohime From Hell & Urashima Goes To Heaven」(地獄の乙姫と天国に行く浦島)。「玉手箱開けんなっつっただろ・・・。」と、浦島の生首を手に凄む悪ーい乙姫がめちゃくちゃかっこいい。シビれます。

こちらの絵のタイトルは「お待たせっ」
二つ結び、メガネ、セーラー服。真面目そうな彼女のあだ名は委員長。しかし、半袖のセーラーから覗くのは入れ墨・・・。彼女の裏のあだ名は番長?

普段上の乙姫の様なグラマラスな女性を描くことが多いという近藤さんですが、こういう少女も描いてみたくなったのだそうです。そして、「こんな真面目そうな子に墨入ってるというところが萌えポイント」なんだそうです!


加藤オズワルドさん
実はカラーの方が得意だという加藤さんは、モノクロということで、ここ二〜三年で描き始めたというマンガを展示に選びました。『フェルナンの魔物とルネの城』というマンガの原画が展示されています。

 実際に展示会場にて、冊子になった同じマンガが販売されているので、原画と見比べることも出来ます。原画には原画にしかないぬくもりが!

しかし加藤さんは「展示してみたら、裸を見られている様な気がして来た」とのこと。すいません、じろじろ見ちゃいました。

他のマンガも購入可能です。中のモノクロのマンガも、表紙のカラーイラストも楽しめます。


モノクロに対して「一番惹かれる表現」という人もいれば、カラーの方がという人もいますが、「それぞれが好きなものを描いている」ということが伝わってきます。

EASTオフィスでこのblogを書いているのですが、平日にも関わらずちらほら来客があるのか、楽しそうな笑い声が聞こえてきます。

これから一週間、どのようなモッシュピットが繰り広げられるのでしょうか。

http://moshpit.trck4th.com/

DF STAFF KOZUE