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紙生活はじめました


Gallery EAST 204
255+
「紙(し)生活はじめました
2013年05月04日(土) ~ 2013年05月06日(月)

"255+はデザインチームです。

0から255の数値で色を再現するRGBカラーモデル。
255(今あるもの)と+(新しい価値や手法)を混ぜ合わせ、
誰も見たことのない色(喜びや感動)を研究しています。"

"紙に囲まれた生活
紙は私達の生活を時に柔軟に、時に力強く彩ります。
様々な表情をもつ紙は、あなたの生活の表情をも変えてしまうかもしれません。
私達と一緒に、紙生活はじめませんか?"

(ギャラリーHP、出展者紹介ページより一部抜粋)

東洋大学人間環境デザイン学科を今年ご卒業された5人による今展示。
デジタルな世の中だからこそ、今一度アナログな手法に立ち返ろう、
そのような考えが元となっています。

田川清史朗「clock」
紙で出来た時計。
部屋の壁に穴を開けなくても、掛け時計が家に置けてしまいます。
住宅環境に配慮した今作品。
使用する紙には並々ならぬ神経を使って選び抜かれた様です。
新バフン紙、すこし固くて質量のありゴワゴワとしています。
販売もしています。



江崎智行「ニョッキ」
何気ない封筒と手紙に、一味加えたユーモアのある作品。
手紙を抜き差ししたくなってしまいます。
ほかにも、ゾウの鼻が伸び縮みしたり、
人魚(画面奥)などバラエティがあります。


桑原亮太「moment」
破って使うノート。
個人でも交換ノートでも使い方は自由との事。
破り方によって、執筆者のその日の感情が垣間見えてくるような、
偶然性を孕んでいます。


船木幸二「+hang」
A3の紙1枚で制作されたハンガー。
かさばらないので、旅先に持って行く時は何枚でも持って行けそうです。
A3の横幅って肩幅くらいなんですね。


橋本崚
「かみふみ」
固い紙だったら痛そうな・・
足つぼ効果がありそうです。
是非脇に足つぼのマップを置いて欲しいですね。
脱臭効果もありそうです。


一言、紙を使ったデザインとしても、
江崎さんのように紙としての役割を持っているものにひとスパイスを加えたり、
もとは紙では無いものを紙で表現しようという方々がいたりと、
紙デザインの多様性に気付かされました。

本を開いたときに香る紙の良い香りや、
暖色系の紙色がもつ暖かみが展示室いっぱいに広がっています。

展示は明日まで。
是非お越し下さい。


(ゆか)