
" 愛とは、なんなのでしょうか。 "
アーティスト/こいけと小野寺
ー 感じる展示
WEST : 1-C にて開催中
6.5㎡ のスペース内に広がる、愛の語り。
それは人の数だけ形があり、私たちは
どれが正解、不正解かなんて判断できるはずもない。
ここは枝分かれした可能性が根を生やしている、
そんな部屋。
愛とは ー
多くの言葉はこの言葉から始まっていた。
その先には2つの相反する言葉が対立しているものもあった。
好き / 嫌い
矛盾がそこにあったとしても、言葉は破綻することはなくて。
矛盾をも抱きしめて、感情の一連の流れが醸し出される。
「言葉」は勿論重要だけど、
それ以上に、展示方法に目を奪われた。
背伸びしても届かない高み。
障害物により阻まれる場所。
天地が狂ったレター。
擦れゆく文字。

愛に向けた語りの全てを咀嚼しなくても良いと思う。
斜め読みでも良いから
ひとつまみでも良いから
その形、その空気、その温度を
ご自身の身体で受け止めて欲しい。

言葉の力、文字の形。
それらは私たちの心情を大きく揺さぶり、
時には切り裂いてくる。
まずは、斜め読みを試してください。
きちんと読んでないのに、それでも鑑賞する貴方を
突き動かすものが必ずあるはず。
それは何者か。
狂おしい光景、
3月24日(日) までの公開。
(ぱんだ)