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黒田ゼミ [201,202:3/15-3/21]

デジタルハリウッド大学、黒田ゼミの卒展です。学部、大学院、合同の終了展になります。



 今回は立体視静止画(3D)やプロジェクションマッピングなどの新しい技術を使った作品があり、それだけで「こんなものが見れるなんて!」と嬉しくなってしまいました。

上の写真は3D映像。3Dグラスをかけて鑑賞。すっごく飛び出してきましたよ。綺麗だった!!
3Dグラス!こういう道具を見るだけでわくわくします。

こちらがプロジェクションマッピング。
最近ちょこちょこ聞く言葉でしたが、実態が分からなかったので説明して貰っちゃいました。私が理解したところによると、計算によっていろんな場所に投影出来る技術、らしいです。建物や自然物など立体にも投影出来るので、様々な空間演出に使われているのだとか。


こちらは立体視の作品ではないのですが、これもすごいです。何もないところからこうやって思いえがいた世界を作り上げるなんて、錬金術ですね!



こちらは「A Dental Extration Story  子供Peterちゃんの歯抜きストーリー」。歯医者での子供の恐怖をコミカルに描いています。

こちらは大学院生による、研究論文。ざっと見て、内容の深い所は分からなかったのですが、「日々こういう研究をしている人がいるから、最新の技術がどんどん出てくるのだなあ」と感心してしまいました。

一番印象の残ったのが、こちらの作品。
李 炎竜さんによる「Shadow Chalk」です。
描いたものが現実になる不思議なチョークで遊ぶ少年の物語。それは辛い現実から逃れてクローゼットでしていた一人遊びのメタファーなのですが、一旦現実に戻ってくる少年が最後に取った苦渋の選択に泣きそうになりました。出来るだけ多くの人に見てもらいたい作品。

「アニメーターは偉いポジション。なぜなら物体に命を与えることが出来るから。将来アニメーターになるという夢を叶えるため、一生懸命作りました。」とコンセプトに李さんは書いています。そもそもアニメーションの語源は、アニマ(生命)、物体に生命を与えることだったなと思い出しました。

李さんのこういった真剣な思いと必死さから作られているからこそ感動するのだなと、後でコンセプトを読んで思いました。

DF STAFF KOZUE