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B'

絵画よりも、イラストの方が物語性が問われると思うのは僕だけでしょうか?

それはときに“絵そのもの”から感じ取れるものであったり、
タイトルから感じ取れるものであったりします。

WEST 1-D で開催中の展示「B'」 は、
アンジタテという女性5人組グループによるものです。

お一人ずつ、簡単にではありますがご紹介致します。



KAJITA SAKIKO

「アタラクシア」

淡い色合いが印象的。
柔らかい線、朧げな瞳などが独特の世界を生み出しています。
偶然では起こりえないバランス感覚が見る者を惹き付けます。


KAWATSU ERINA

「よくあること」

ビビットなピンクカラーに気の抜けるようなタッチで描かれた静物。
色は敢えて主題ではなく土台へ置き、
主題の引き立て役に徹しているよう。
シンプルながら、一際目を引く存在の1枚。


かどた じゅんこ

「おでかけ」

このまま絵の中の世界に飛び込んでいけそうな様相を呈しています。
水彩のぼかしを上手く活かしています。
この2人の関係、その背景にある色々なストーリーが浮かんできます。


川口 奈菜

「毒をくらわば皿まで」

2枚のボードを並べて1つの作品にしています。
左一面は白、右一面は黒。
対極を成すふたつの世界は混じり合えないのでしょうか?
奇しくも、セーラー服の彼女と幼い女の子はその境目に立っています。


久保田 早貴

「うちゅう」

華奢な線が儚さを孕んでいるように見えます。
形自体は知っているのに、何かこの世のものではないと思わせられてしまう。
一種のトリップ体験も出来ようかと思える作品群です。


アンジタテのHPはこちら


展示は3/16迄です。
お早めにどうぞ!



--- けんや ---