糸を繰り返し通し、模様を描く。
その行為自体は至って単調です。

世の中の「もの」はそんな感じでできています。
あなたの手元にあるお気に入りのそれも、
そうかもしれません。
ファッションについての勉強をされているだけあって、
細かなディテールにこだわりがみられます。
目がいくのは、襟の下にある一風変わったリボンのような部分。
全て、パターンに起こす時点で完成図が頭の中に広がっているのです。
本来、ボタンが見える前立ての部分はあえてボタンを出さず、
裏にスナップボタンで止める仕様に。
そうすることで、♪のかたちをした刺繍を施すスペースを意図的に作っています。
こちらも刺繍の一部。

小さなビーズを使い、リボンを装飾しています。
光に反射し、ツヤツヤと輝く様子が美しい。
ご覧の通り、イラストもかなりの腕前です。
今後は、アクセサリーなどの工房でお仕事をされるそうで、
楽しそうにお話してくれました。
どれも愛情込めて作られているのがわかりますよ。
展示は2/20までとなっております。
是非ご覧下さい。
こちらのブランドである「ヴァニレシュピンネ」のツイッターは
こちら です。
--- けんや ---