文章を中心として、絵画、写真が展示されています。
文章は冊子になっていて、持ち帰ることができます!以前の展示の冊子もあります。
今年の夏に行われた「日ノ出ヲ待ツテ、日陰二入ル」展の冊子は、二項対立の境界、また相反するものの入り交じった世界で敢えて矛盾を表現する逆説によって健全さを回復する、というステートメントで始まっていました。
まだ「境界の行き来、入り交じり」で留まっていたのに、今回のテーマは「点」。極限まで集約しようというのでしょうか。
田中 菜々さん
千丈 直人さん
https://twitter.com/napopovic
辰口 慶斗さん
https://twitter.com/keitomato116
奥村 彩花さん
S・O
https://twitter.com/_punji_
S・Oさんと井上さんの「点にまつわる歌のやりとり」
井上 哲朗さん
詩や写真、絵画の中で「点」は時間、区切り、星(宇宙)など様々もののメタファーになっています。そこで浮き彫りになるのは、小さな(あるいは集団の中の)孤独、自己への問い、時間の中で宙づりにされる感覚、静かな怒りやうっすらとした狂気。誰でも感じたことのあるような微細な感覚を、それぞれが今彼(女)にしか出来ない方法で表現しています。
言葉の展示は拾い読みして気に入った言葉だけ楽しむも良し、じっくり読んで反芻するのも良し、(頭の中だけでもいいから)音読して響きを楽しむのも良し、それぞれの作品から浮かび上がって来る共通項を楽しむのも良しと、色々な楽しみ方が出来ると思うんです。
文章系に限った話ではないかもしれませんが。
文章好きな人は元より、活字が苦手な人もそんなに時間を割かなくてもいいから、ちらちら読んで例えば耳触りの良い言葉だけを心にしまって帰ってくれればいいなあと、そんな風に思えた展示です。
http://ospetemln.digi2.jp/Ospetemln/index.html
DF STAFF KOZUE