吉澤直也さんの個展、『Random Works』です。
「今回の展示はランダムな作品を展示しています。
全ての作品に真心をこめてつくったのでお楽しみ下さい」
そんな言葉で始まります。
現在大学四年生の吉澤さんにとって、今回が初の個展となります。
初めての個展ですが、当ギャラリーで最も広い101を会場にしています!
「スペース選びで迷わなかったんですか?」という質問には「いっぱい飾りたかったので、ここしか考えませんでした」と即答でした。
「電子音」
最近描いたシリーズの一部です。画材は油性マーカー。
規則正しく並ぶ、しかしランダムな模様が目を引きます。
こちらは花の絵。来場者に好評だそうです。
こちらは高校生の時の作品。
高校の時から美術部だったそうです。
こちらは屋久島の森を描いた作品。50号の油彩です!
大学時代最も力を入れた作品で、一番思い入れがあるそうです。
ドット絵
こちらもなかなか好評だとか。ボールペンで描かれたキャラクターです。
こんな作品もありますよ。画材はアクリル。
こちらも50号の大きな作品。(写真は一部になります。)
制作期間は一ヶ月で、使用したシールは48600枚!
高校生からの作品で、様々な画材を使った作品を「ランダム」に展示した個展となっているのですが、「ランダム」という言葉を選択したところが、大学では電子情報を学んでいる吉澤さんならではなのかなと感じました。
「普段アルゴリズムなどの規則性のある勉強をしているけれど、絵画はランダムに描いていってもまとまるんですよね」と吉澤さんは言います。大学で勉強していることやそれに直結している卒業後の進路はどちらかと言えば「規則性」に属していて、趣味で描いている絵画はバランスとして存在する「ランダム」なのでしょうか。
そう考えると、吉澤さんは卒業しても描き続けるのだろうなと強く感じます。規則性からはみ出しるものたちのバランスとして。
おまけ、こちらはゲスト展示です。
ギャラリーでもよく展示されている志田さんの作品。
背景のぐるぐるしたものは、吉澤さんの作風に合わせたのだそうです。キャプションにも「個展おめでとうございます」とあります。仲間っていいですね!!
こちらが本家、吉澤さんのぐるぐるです。
DF STAFF KOZUE