ということは、これで六回目になるわけですね。
今回はこの方、
中村 楓 さんです。
東京家政大学造形表現学科で
織物を専攻しています。
早速、観ましょう観てみましょう。
はい!↓
左上のレイヤードオンナノコたち...、
何か記憶の何処かにひっかかるな?
と、ず〜っと憶いだせなかったのですが、
こうして画像を観たら突如海馬が記憶を吐き出しました。
懐かしい"Twin Peaks"のテーマソングを歌っていた
Julee Cruise
の、宙に浮くパフォーマンス...。
あ、古すぎますか(笑)
はい。
オンナノコたち、瞳がないんですよ...。
前回のCHILLCHITTAさんのオンナノコたちは、白目のない真っ黒目...。
どちらも何だか漠然と不安な感じになりませんか?
なりませんね、
はい。
瞳が描き込まれないと、
モチーフの(仮の)視線が分からない
↓
こっちが観てるのに、観られている感じ
↓
ちょぴっと不安
昔々、漠然とした不安云々と言い残した文豪がいましたが、
それって、判然とした恐怖より根が深そうで...(笑)
例えばこれこれ、
ね?ちょぴっと不安になりません?
なりませんか、
はい。
モチーフを塗り込まないで、背景が透けています。
ワンピースは右になびいていますね。
で、ほら足元足元。
背伸びには見えないでしょ?
透けてて服は風になびいて、この足元。
てことはやっぱり...、
浮いてる...。
下段中央のオンナノコ2人は、地べたに立ってますきっと。
でもレイヤーが増えて、描き足されて行くと、
浮いちゃうんです(笑)
やっぱりJulee Cruise?
上段右は、屋外のブロック塀です。
レイヤー無しだと、不思議な不安感は記号化されて...、
並列に「何か」を説明している感じ。
LOVEは録画▶で、LIKEはPlay▷?
色々と解読したくなります。
でも右上の円 x 4 はさっぱり?????です。
後世の中村楓研究家に解読はお任せしましょう。
それともDavid Lynchに訊ねてみますか?
僕のように、Lynch作品の印象がダブる人もいらっしゃるのではないかと...。
不安感とノスタルジーとキュートさと...。
あ、中村さん、自動車免許取得おめでとうございます。
運転には漠然とした不安は要りませんよ。
お気をつけて!
DFG スタッフ 石田