明治学院大学写真部
『夏展』
2021.9.1-2021.9.5
at EAST 201 202
明治学院大学写真部の学外展、『夏展』が昨年に続き開催されています。
コロナ禍によりなかなか撮影に遠くへ出かけることができない状況が続きますが、日々の暮らしの中で見つけた何気ない瞬間が収められた写真が並んでいます。
大学生、それも写真部員にとって夏休みといったら絶好の撮影期間。
ですがコロナ禍により昨年から撮影旅行にはなかなかいけない状況が続いています。
とはいえカメラ一台持ち歩けば、家の周りや通学ルート、散歩のついでなど身近な場所でも非日常的な風景をキャプチャーすることができる。本展示ではそんな作品が並んでいます。
現在所属する部員は120名ほどという明治学院大学の写真部から、有志が参加している今回の展示。
例年の行事がなかなかこなせない中、過去の撮影した写真を見直したり、何気ない時間に撮影した写真など、テーマで縛ることなく自由に展示しています。
束の間の夏が全開の3年 佐々木透子さんの写真。
シチュエーション、構図、天気など、すべてがかみ合ったような素敵な作品です。
空と海と双方に、ネガカラーらしい青色のグラデーションから、夏の爽やかな空気感が漂っています。
こちらはハーフサイズカメラ オリンパスのPEN Fで撮影した3年 大野沙弥佳さんの作品。
どれもふと目に留まった景色を捉えたような、日常のメモのような写真がセレクトされています。
共通して空や太陽の光が優しい雰囲気を演出していて、親しみを感じる写真です。
こちらも夏らしい、作品。
今年はなかなか夏らしいことができなかったと悔いが残る人も多いかもしれませんが、花火さえやれればひとまず夏を味わうことができますよね。そんなひとときを収めた写真。
こちらはiPhone 12で撮影されたもの。
写真の技術が飛躍的に向上することによって、誰もが手軽に写真を撮れるようになりましたが、軽快にそのときの場の空気ごとその一瞬を残すには、実はスマートフォンが一番適しているのかもしれません。
4枚の写真をうまく構成した 3年福島 里彩さんの組作品。
空にかざしたビー玉とビルの向こうに見える月、卓上に散らばったアクセサリーと夕方の空を背景にした花。関係性のないような写真でも、構図やモチーフに着目して組み合わせることにより組写真の作品としての統一感と作品自体のメッセージや、ストーリーが浮かび上がってきます。
当記事で取り上げた作品はごく一部ですので、気になった方はぜひ足を運びください。
展示は9/5(日)まで開催中です。