#平成最後の365日 展
『#平成最後の365日 展』
2019.4.28-2019.4.30
EAST303
平成から令和に変わろうとしている今。
平成生まれが、令和時代へ残したいものとはなんだろう。
新しい時代へのカウントダウン、今までの自分を見つめ直しにEAST303へお越しください。
昨年5月。
本展への準備は約一年前から始まっていました。
平成生まれにとって、「平成が終わる」ということはとても曖昧でピンとこない。
重大なことなのだろうけど、どういうことなんだろう?
平成生まれである、出展者のお二人。
平成しか知らないけれど、この時代が終わるまでの最後の一年間を記録したのが今回の展示です。
平成が終わる一年前の5月1日の写真から始まっている展示。
壁一面には、写真で作られたカレンダーが並びます。
これはお二人が一日一枚ずつ、「写ルンです」で撮り続けた写真たち。
キャプションと書かれた冊子には、日付と写真についての一言コメント。
それはまるで日記のようで平成の最後をしっかりと記録しているようです。
730枚もの写真が展示された空間に圧倒されます。
しかし、ひとつひとつ見ていくと平成という時代を断片的に感じ取ることができました。
ここに写し出されていたのはとても平和で温かいそれぞれの生活。
平成はいい時代だったなぁ、と懐かしいような気持ちになりました。
作品の中には、DFGでの展示を決めた1月にスペースの見学にきている様子も見られました。
こちらは、最後の1ヶ月である今月4月の作品。
平成最後を惜しむようなちょっぴり寂しくなる写真なども見受けられました。
今はまだ空欄になっている28日以降。
会期中でもある、平成ラスト3日間は彼らはどのような思いでどのように過ごすのでしょう。
そして、何を写し何が写り込むのでしょうか。
令和という新しい時代、期待を抱きつつも平成の思い出に感謝の気持ちで溢れ、温かい気持ちになる展示でした。
本展はEAST303、平成31年4月30日までとなっています。