pirapoca『プレイ・テキスタイル』
pirapoca『プレイ・テキスタイル』
2019.2.12-2019.2.14
[WEST 1-D]
スペース中央に大胆に配置された1着のドレス。
3名で配置分けをし、1着のドレスを完成させたという作品が展示中です。
このドレスは真上から見て3分割されており、それぞれが思い思いにデザインを施しています。
こちらは左半身側は、大きく大胆にバラの様な花が縫い付けられたデザイン。
全体的にゴシックな印象でパーツ分けも多く、ショルダー部分も女性らしいフェミニンさが感じられます。
こちらは背面のデザイン。
斜めに配置されていたり、白地とチェック柄を組み合わせ、動きのあるデザインとなっております。
よく見ると布切れをパッチワークのように組み合わせていたり、リボンが使用されていたりと、様々な仕掛けが見え隠れします。
続いて右半身側、こちらは清楚な印象のデザイン。
左半身のデザインに対して、こちらは袖が付いていたり、フリルを使用しなかったりと、
非常にシンプルにまとめられています。プリーツがついているのも印象的ですね。
「相容れ、拒絶し、交わるようで 結局、独立している私たち」
パッと見ると統一感のあるドレスの中でも、統一されたルールはネイビーのチェック柄を使用していることでしょうか。
その中でいかに自分の個性を引き立たせられるか、その意思のあるせめぎ合いがそこに存在しているようにも感じられます。
全く異なるデザイン性の個性が混じり合っているにも関わらず、不思議と一体感が感じられ、服の面白さや可能性をどんどん再発見させてくれます。
このデザインにはどんな女性が合うだろう、と想像することも楽しいですよ。
3名の個性と愛情がたくさん詰まったこの世にたった1着のドレスです。
是非近くでじっくりご覧ください。
本展は2/14(木)まで。
<スペース詳細はこちら>
[WEST 1-D]
staff kome