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Reika 『宝石と少女展』



Reika
『宝石と少女展』
2018.2.18-2018.2.22
at WEST 1-A

まるで絵本の世界に迷い込んだような空間が広がる1-A。
横浜デザイン学院でイラストを学ぶReikaさんの個展が開催中です。





スペースにはシンプルな展示構成で作品が並んでいます。
一見してデジタル作画なのかな?と思ったのですが、すべて水彩で描かれているのだそう。すごい描画力。




一つひとつ目を凝らして見るとアナログらしい暖かみのあるタッチで描かれているのがわかります。

学校では絵本コースに在学中とのことですが、この絵にはどんな物語が描かれるのか想像してみるのもこの展示の楽しみ方かもしれません。

描かれている人物の造形はたしかに絵本の中のキャラクターらしさがあるのですが、それにしても本当に緻密に描かれているので西洋の古い肖像画を見ているかのようです。




こちらの作品は絵本の中の世界のような可愛らしさが全開です。
絵の中の少女が本当に生き生きしていて瑞々しくて見入ってしまいます。

ただ絵が上手いだけではなくて衣装のディテール、ティーセット、花器などの小道具類にいたるまで本当によく研究されていますということがうかがえます。こういった中世ヨーロッパのような世界観を描くには時代考証もある程度知っておかなければいけないわけで、決して一朝一夕でできるものではありません。




展示のタイトル『宝石と少女展』に倣い、本展示では現実にある宝石をイメージした少女のポートレイト作品が描かれています。

色味はもちろんのこと、着ている服や仕草や表情、背景までもが、なんとなくだけどイメージ通りその宝石をよく表している感じがします。この作品に関していえば瞳がもう完全にダイアモンドですよね。


原画の素晴らしさは生で見ないとなかなか伝わらないので、ぜひ会場まで足をお運びください。展示は2/22(木)まで開催中です!

【 展示スペース : WEST 1-A 】