EAST館1階アートピースにて好評開催中の『コ/ラ/ー/ジ/ュ/展』。
ギャラリーでは初となるコラージュ作品にフォーカスした本企画には、19組のアーティストが出展。
多彩なコラージュ作品が一堂に集結する貴重な空間が出現しています。
このブログでは出展アーティストの出品作品を一部ご紹介します。
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『コ/ラ/ー/ジ/ュ/展』
会期:2018.1.21(日) - 2.17(土)
開場時間 : 11:00 - 20:00
スペース:DESIGN FESTA GALLERY EAST アートピース(EAST館1階エントランス)
入場料:無料
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出展アーティスト
スペース E-1: 寺坂泰則
あらゆる色、形、イメージが氾濫する迫力の画面は、
切る、貼る、塗る、掻(描)く行為をひたすら重ねることによって生み出されています。
アーティストの手からしか生み出されないその景色に自然と胸が高まります。
一見カオスなヴィジュアルの所々に覗く小さな物語の数々をお見逃しなく。
本企画のメインビジュアルでもお世話になった寺坂さん。
日々制作しているハガキ大のコラージュ作品も破格の値段で売られています。
是非お気に入りの作品と出会ってください。
(寺坂さんの作品制作に迫ったインタビュー記事はコチラから。)
プロフィール
1986年生まれ 東京都出身
2008年東京工芸大学芸術学部デザイン学科卒業
卒業後日々、テーマも決めずアドリブ感覚でコラージュ作品を制作中。
昨年からようやく出展活動を開始。個展、グループ展など少しづつ活動の幅を広げていっています。
活動内容
活動履歴
・2017年4月30日 - 5月6日 デザインフェスタギャラリー原宿「アドリブコラージュ展」個展
・2017年8月18日 - 20日 浅草橋ヒューリックホール「Independent 東京」出展
・2017年8月25日 - 27日、10月6日 - 8日 デザインフェスタギャラリー原宿 「ART ROOTS FESTA」出展
・2017年10月31日 - 11月5日 埼玉近代美術館「ZEN 展」出展
・2017年11月15日 - 20日 Ashok Jain Gallery(N.Y)「Independent ニューヨークグループ展」出展
・2018年1月21日 - 1月27日 Art&Spaceここから「Life is COLLAGE」出展
スペース E-2: abe seiya[kyabeshi] 『Solitude Room 301』
複雑なレイヤーの端々に植物、額縁、図形の痕跡を見つけることができます。
缶バッチにプリントされた作品の販売も。
コラージュによって独自の世界観を一貫して表現してきたabe seiyaさんの作品は、
その不思議な魅力から多くの人気を集め、グッズ化やデザインでの使用実績も多数あります。
展示という形でabe seiyaさんの作品と出会えるこの機会をお見逃しなく。
abe seiya
平成生まれ。東京都出身。
2011年末頃よりコラージュの手法を用いた創作活動を開始。
2013年にポストカードコンテストでCSG賞を受賞し、翌年には表参道にて個展を開催。
その後もスマートフォン着せ替えサイトで週間DLランキング1位、ヴィレッジヴァンガードオンラインでグッズ取り扱いの開始、 また数多くのバンドのアートワークやデザインを担当するなど活動の幅を広げている。
主な制作に携わったアーティスト
「おさむらいさん」「the knowlus」「アマアシ」「限りなく透明な果実・yeti let you notice・Plot Scraps」「TRY TRY NIICHE」「ete」「elena」「変わる変わる変わる。」「シガテラ」他
web: http://sacabbage.com
スペース E-3: こむたかの
1000mmx750mmの区画に現れた紙、立体、キャンバスによる3つのイメージ。
展示区画自体が絶妙なバランスでコラージュされた1つの作品のようです。
握った掌から弾け飛ぶ色彩が爽快感溢れます。
鮮やかな色彩のなかにコラージュ技法が使用されています。
目を留めざるをえないこちらの存在。
会場に集う作品の中でも一際愛らしく魅力的な存在感を放っています。
スペース E-4: 瀬文 ユースケ
リアルと幻想が不思議と調和する世界が魅力的です。
2017年にはギャラリーでグループ展を開催、
スペースいっぱいに幻想的な作品が広がったそちらの展示レポートはコチラから。
今回の展示では、来場した人が書き(描き)込める企画も進行中。
参加した人は瀬文さんのポストカードを持ち帰ることができます。
ゼヒ参加してみてください。
プロフィール
作品は全て写真のコラージュ[collage]またはフォトマニピュレーション[Photo Manipulation]呼ばれる手法で制作。
~まるで物語のような幻想的な世界の作品の数々~
今までに見たことのない、そんな世界をお届けしたい。綺麗で美しい、そしてちょっぴり儚いかもしれない世界。でもちゃんと希望を用意するのがポリシー。
スペース E-5: Ma9 『9&Q展』
2016年には企画展「ドローイング展 - DRAWING EXHIBITION -」にも出展、
スペースから溢れるイラスト作品の数々が印象的でした。
(そのときの出展レポートはコチラ)
作家の作品に度々登場する少女の姿は、本展のコラージュ作品の中でも出会えます。
スペースに用意された空のフレームには、会期中に順次作品が追加されていく予定。
会期を通して最終的にどんな空間に仕上がっていくのか今からご期待ください。
プロフィール
Ma9という作家名でミクストメディア中心でファインアートからイラストレーションで
作品つくってます。今回コラージュというのは初挑戦なのですが、いつものとちょっと違うことをしでかしたいと思ってます。
twitter @ONKYOSISONIN
スペース E-6: M.S.K.K
『布の花』
展示区画に出現した1点の色彩豊かなイメージは、布地がコラージュされたもの。
素材はすべて身の回りにあったものを使っているそうです。
トロピカルな布地の柄とも相まって、作品からは生命の息吹が感じられます。
スマートフォンケースの販売も。
ピンときた方、ご来館のうえぜひ手にお取りください。
M.S.K.K
プロフィール
写真、印刷物、布などを用いて作品をつくっています。
活動内容
都内、横浜、大阪などで展示。
展示コンセプト
花柄の服は着ないのに、なぜか花や植物が気になるのです。
スペース E-7: 鈴野トゥー子
スペース E-8: 春猫屋 『ねこのおひるね』
イラスト、アクセサリー、言葉、と幅広い表現で作品を制作する春猫屋さん。
これまでにもギャラリー企画展への参加や個展開催など精力的に活動されています。
天使に合わせられた澄んだ夜空、満天の星、
作家の望むやさしい印象の世界がコラージュによって表現されています。
作家の望むやさしい印象の世界がコラージュによって表現されています。
今年2018年の企画展『にゃんこ展7』にも出展した春猫屋さん。
(にゃんこ展での展示風景はコチラから)
猫のモチーフが作品の所々に顔を出すのも特徴的です。
プロフィール
元々、美術関係はあまり経験なく、今年の8月ころから、レジンやパワーストーンを使ったアクセサリーや雑貨を作り始めました。
ミニキャンバスにレジンを貼って文字を書いたりが、マイブームです。
写真は撮るのが好きです。
今、デジカメの他に、フィルム写真やポラロイドを撮ったりもしています。
活動内容
家で製作をしたり、外で写真を撮ったりしながら、デザフェスなどのイベントに出たり、ヤフーショッピングストアやminneなどで、販売をしています。
展示コンセプト
基本的には、好きな物を作ったり、写真を撮ったりですが、少しでも人の『癒やし』になれるものを表現できたらと心掛けています。
スペース E-9: Pola
勢いとともにランダムにイメージが巡り会わされるコラージュもあれば綿密に構成が計算されるコラージュも。
Polaさんの作品は後者といえるでしょう。
色彩、素材、バランス、どれも作家が欲しいものがデザインされ組み合わされています。
雑誌などの既存のイメージから引用する手法とは異なり、
コラージュに使う素材までも自作のものを使用しているのが驚きです。
今回の展示作品はまるでそれぞれが愛情の込められた小料理のよう。
Polaさんの作品から受ける眼福をゼヒ体験してください。
プロフィール
阿佐ヶ谷美術専門学校卒。ラフォーレ原宿や東急ハンズでの期間限定ショップやイベント、グループ展などへ積極的に参加しつつ、コラージュ作品とオリジナル雑貨を発表しています。
twitter @Pola_pig
スペース E-10: 阿部なな子
日々見る夢をメモに残しているという阿部さん。
出品作品は、それらの夢をコラージュで表現したものです。
ときに不可解で不思議な夢に見る世界。
そうした夢の世界とコラージュという技法、それらの親和性を発見できる展示となっています。
そうした夢の世界とコラージュという技法、それらの親和性を発見できる展示となっています。
作家のつかう味のある独特の色遣いも魅力的です。
スペースに浮遊する不思議で魅力な物語の数々。
ぜひひとつひとつゆっくりじっくり味わっていただきたいです。
プロフィール
横浜美術大学絵画コース卒業。
普段は主にキャンバスに油彩で人物画を描く。感情・感覚をテーマに制作。コラージュ作品を作ることは今回初挑戦。
展示コンセプト
私は日頃見た夢をケータイにメモするようにしています。その夢のメモをもとにコラージュ作品を作りました。
スペース E-11: 岩淵城太郎
今回の出展を機に集中的にコラージュを制作する時間が取れたとのこと。作品には普段の作品の制作過程でできる端材も使われているそう。
そのコラージュ作品はスピード感があふれています。
観る者の瞳に飛び込む作品が並ぶ展示スペースは熱気と高揚感が立ちこめています。
観る者の瞳に飛び込む作品が並ぶ展示スペースは熱気と高揚感が立ちこめています。
絵画作品から、ポストカード、缶バッチといった手に取りやすいグッズまで。
グッズには岩淵さんの主たる作品となる絵画作品もプリントされています。
ぜひお手にお取りください。
プロフィール
1981年松本市生まれ
美術の授業ではいまいち盛り上がれない日々を過ごしつつ、2007年頃から絵描きとして活動を始める。
活動内容
地元を拠点に個展、イベント参加など多数
スペース E-12: うめざわみちこ 『こんとん』
展示区画いっぱいに貼り出された作品は、画面のそこかしこでコラージュが展開します。
その迫力は一見の価値が十分にあります。
切り取られた様々なイメージ、にぎやかな装飾、ながれるような言葉やドローイング。
あらゆるものが混沌と存在する画面は夢現の世界を表現しているようでありながらも、
どこか現実世界そのものであるように感じられてなりません。
うめざわみちこさんは絵画教室の活動のほか、2017年にはギャラリーで個展を開催。
作家の制作作品についてもう少し詳しく知れる昨年の個展の様子から。
プロフィール
武蔵野美術大学卒業 東京藝術大学大学院修了
活動内容
うめざわ絵画教室 うめざわみちこ作品展(くまがや館 埼玉)デザインフェスタギャラリー原宿「私の部屋」デザインフェスタギャラリー原宿「うめざわみちこ絵画展」「GEISAI#14 GEISAI#13)東京ビッグサイト
HIDARI ZINGARO(東京)
展示コンセプト
さまざまな情報が氾濫する現実を楽しむ
スペース E-13: 中村碧子
「自然と神と人工への崇拝」というコンセプトで作品を制作した中村さん。
作品からそこはかとなく感じられる「神」のイメージに不思議と引きつけれるとき作品との対話が始まりそうです。
作品に取り込まれている幾つかの音楽。
それらが自然、神、人工を作品中で調和させているのかもしれません。
アナログとデジタルが織り交ぜられたビジュアルのポストカードも展示コンセプトの「自然と人工」という観点に帰結していくと言えそうです。
それは作家の持っているキーワードであると同時に、私たちの生きる現代文化のテーマの1つであることに気づかされます。
中村碧子
展示コンセプト
プロフィール
出身 タイ王国
多摩美術大学 絵画学科 油画専攻 1年 中村碧子
活動内容
主に油絵を描いている。油絵では写実とも平面とも言えない作風でオリジナルスタイルを貫いている。機会があれば油絵も展示したい。今回はコラージュ展ということで、油絵とはまた違う私らしさを見つけることができたので、それを感じて頂きたい。
展示コンセプト
自然と神と人工への崇拝
スペース E-14: Asuka 『Asuka-art』
本展に向け制作された作品は光のきらめきを感じさせるコラージュ作品のシリーズ。
作品コンセプトが具現化された統一感の感じられる展示スペースとなっています。
作品コンセプトが具現化された統一感の感じられる展示スペースとなっています。
フレームの上に散りばめられた硬軟が混在するさまざまなオブジェクトが生み出すハーモニーが心地いいですね。
波音や砂浜の感触までもが作品の中に取り込まれ、観る人のもとにも運ばれてくるようです。
プロフィール
美大等は出ていません。
20年以上好きなように絵を描いたり物を創ったりしています。
活動内容
都内を中心に個展を開いたり企画展に参加しています。
展示コンセプト
コラージュ展ということで絵画作品が多い中、今回は貼ることを集中し、イメージは光・紋様・文字・装飾。
手元にある材料で直感的に創作しました。
twitter @asuka10sukasiba
スペース E-15: FUMINA/kalminrot/照々堂/藤原 流歌 『Neo puberty』
4人の学生による共同出展。
展示タイトルの『Neo puberty』は、「舞い戻った思春期」と訳せばいいでしょうか。
展示タイトルの『Neo puberty』は、「舞い戻った思春期」と訳せばいいでしょうか。
若い感性によって貼り合わせるコラージュのイメージ。
4人の作家とそこで繰り広げられる世界。
そのどちらにも同世代に限らず多くの人の興味が引かれるところです。
そのどちらにも同世代に限らず多くの人の興味が引かれるところです。
学校の学園祭で本企画の募集を拾った(!)のが出展のきっかけという4人。
そんな巡り会いから本展に出現することになった作品に、
多くの人にも巡り合って欲しいです。
多くの人にも巡り合って欲しいです。
FUMINA/kalminrot/照々堂/藤原 流歌
プロフィール
kalminrot:iamkalminrot.tumblr.com
Instagram@kalminrot
照々堂 :Twitter@Q_in0
藤原 流歌 :Instagram@lucas_fujiwara
スペース E-18: 森川エリー
額装された布地に縫いつけれらたイメージの断片。
縫い付けるという行為が作品の詩情をより豊かに増しています。
零れ落ちる女性。
縦長の展示スペースを上から下へとイメージたちがリズミカルに動いていく景色を
ぜひ体験していただきたいです。
『Ring a bell♡/ ひらめいちゃった♡』
今回出品された立体のインスタレーションは、展示会場の作品のなかでも存在感を放つ作品。
作家の森川さんは映画舞台の衣装デザインを学んだそうで、
平面と立体の壁を感じさせない作品制作をされています。
昨年はギャラリーにてグループ展に参加(詳細はコチラから)。
今回は出品はありませんが、シャンデリア型のシリーズ作品も必見です。
森川エリー
プロフィール
神奈川県横浜市出身。文化女子大学 映画舞台衣装デザイナーコース卒業
2014年
ファムファタルをテーマにしたグループ展「J’ai baise ta bouche.」立上げ
押上AMULETにて主催「J’ai baise ta bouche.展」開催
TREASURE RIVER BOOK CAFEにて「eve&eillie展」開催
2015年
前期:渋谷アップリンク
後期:押上AMULETにて主催「J’ai baise ta bouche.展」開催
TREASURE RIVER BOOK CAFEにて「Liberta展」開催
2016年
3月 パラボリカ・ビス「コワカワ少女隊」展にて「J’ai baise ta bouche.」グループ出展
7月 渋谷アップリンク「J’ai baise ta bouche.展」開催
9月 横浜Tea Time「Wild Wild Cats Art Show」参加
10月 パラボリカ・ビスにて主催「Halfetism-ハルフェティズム-」開催
12月 TREASURE RIVER BOOK CAFEにて「Liberta展」開催
2017年
5月 個展 森川エリー展 【espece espace】
7月 ART OF CREATORS 2 参加
7月 AQUATIC 『月蝕された島とその住民たち』?Life of the Eclipsed Island? 開催
9月 純展入選 東京都美術館にて展示
11月 純展 支部展
12月 TREASURE RIVER BOOK CAFE 展示開催
web: http://eillie.jp
twitter @_eillie_
スペース E-19: つなぐ人の見習い / 田中天
作家自身が購入した商品に付いていたシールをコラージュしたシリーズ作品。
消費/アート、個人/社会、生活の現場がアート作品として語り出します。
人と人とをつなぐ見習いとして活動する田中天さん。
興味を引くその活動はぜひ下に記載したSNSからチェックしてみてください。
ポストカードになった作品の販売も。
つなぐ人の見習い / 田中天
プロフィール
人と人とをつなぐ見習いです
アクセサリー作家、ネイリスト
被写体、SNS運用など現在は幅広い活動をしています
活動内容
身の回りにある「シール」を貼り集めました
賞味期限が記載されていたり
割引や新商品シールが多かったり
同じパンばっかり食べてる時もある
ある意味私生活大公開だけど
その時の興味を持っているものがわかる作品です
企画展 コラージュ展 開催概要
アーティストの手から創り出される新しい景色、感覚、解釈。
ときに不可解で、ときにユーモラス。
コラージュは、あらゆる世界のイメージを切り取り、1つの画面に引き込み、組み合わせ、
新たに創造する繊細でダイナミックな表現技法です。
20世紀に確立された表現の化学反応、コラージュの魅力と可能性に迫る企画展。
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会期:2018.1.21(日) - 2.17(土) 4週間
開場時間 : 11:00 - 20:00
* 作家毎に開・閉場時間は異なります 。最終日は午前中のご来館をお勧めします。
会場:DESIGN FESTA GALLERY EAST アートピース
入場料:無料
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お問い合わせ
DESIGN FESTA GALLERYTEL:03-3479-1442(OPEN 11:00 - 20:00)
E-mail:info@designfestagallery.com
ご質問等はお気軽に上記までお問い合わせ下さい。