halo
Halo個展『底』
2022/10/24 - 10/28
[ WEST 1-A ]
負の感情は暗い色って誰が決めたの?そんな言葉が聞こえてきそう。
入り混じった絵の具はまるで、人の心の中を覗いているような。
「負」という感情に焦点を当てて作られたという作品の数々。
アクリル絵の具だけにとどまらず、ビーズやプレバン、レジンなど本来絵では使用されない材料を用いて制作されています。
色合いがカラフルで印象的なのはもちろん、異素材の輝きや立体感、艶や透明感など、特殊な素材でしか出すことのできない質感がとても美しい。
新聞紙やビーズなど、生活の中にある材料でつくられた作品は、親しみやすさがあり生活感を感じさせ、非現実的で夢の中のいるような印象のカラーや絵のタッチですが、どこか現実味を感じさせます。
一見「負」という印象から離れているように見える作品は、まるでピエロのよう。
その二面性に惹きつけられます。
「見ないようにしていた心の底。見つめたらとても美しかった」
というキャプションが印象的なこの展示。
どの作品も見る人によっては、負の印象も正の印象もどちらにも捉えられる雰囲気があり、見る人それぞれに語りかけるような作品だと思いました。
可愛いようで毒々しい。なのに美しい。
人間の心の底には、いろんな感情が入り混じって出来上がる。
決して一色では表現できない。
Haloさんの個展からそんなことを感じ取りました。
みなさんはどんなことを感じるのか。ぜひ教えてほしいです。
展示は明日11/28まで。
お見逃しなく!
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