バナーエリア

このブログを検索

渡邊野乃香/山下きみえ/ChoGya 『絵空事』

 


渡邊野乃香/山下きみえ/ChoGya

『絵空事』

2022.2.6  -  2022.2.12

[WEST 1-A]

高校時代からのメンバーでひらく、初の3人展『絵空事』。

懐かしさを感じる優しい作品から、どきっとするような力強い作品まで、

作風の異なる3人が表現する「絵空事」とは、どんな世界なのでしょうか?

展示の様子をご紹介します!



渡邊野乃香


真っ白な紙を前に、空想を広げている女の子。
何もないところからものを作り出すことは、想像以上に大変なこと。
だけど、だからこそ何でもできる、何にでもなれる。

そんなワクワクとした気持ちを思い出させてくれる作品でした。


誰かの思い出をのぞいているような、だけどどこか懐かしい、優しい作品が並んでいます。

渡邊さんはこの作風を「なつかしポップ」と呼んでいるそうです。
ご友人や周りから言われたことがきっかけだそうですが、この優しい雰囲気にぴったりだなあと感じました。

ChoGya


さきほどまでのポップさとは打って変わって、重厚感のあるChoGyaさんの作品群。 

古代文明や民族画を感じさせる作品が多く並んでいます。 (と思いきや真ん中あたりにカラフルなイラストがありますね)  


重厚感のある作品の中に、思わずかわいいと言ってしまうような各々の好きを貫く女の子たちのイラストがありました!かわいい〜!  

同じ人間から出てきたとは思えない世界観の幅広さと、 それを描き上げてしまう力強さは圧巻です。



山下きみえ


タイトルは「蟲当番」。
「肺虫」という虫だそうです。
一見愛らしさを感じるフォルムですが、なんだか怖い。


こちらは「十二神将」。

よく見ると皆それぞれが違う面をつけています。

複雑なテーマにも関わらず、ご自身の作風への落とし込み方が潔く、
知識を持たずともかっこいいと感じざるを得ませんでした。

山下さんの作品にはわざと多くを語らないようなミステリアスさがあり、
作品を見た人自身がタイトルの意味やモチーフを調べることで、さらに楽しめる魅力がありました。



3人それぞれが作り出す「絵空事」にちなんだ作品は、ずっと見ていられるような不思議な魅力に溢れていました!

作風が異なっていても、アーティストとして刺激しあう3人の展示空間は、
まるで放課後の延長線のような、ワクワクした気持ちを感じることができます。

展示は2月12日(土)まで。
ぜひお越しください!


渡邊野乃香

ChoGya

山下きみえ

【展示スペース:WEST 1-A】

<スペース詳細はこちら>

staff:mina