オカユウリ・福琅 二人展『 -PRISM- 』
2021.9.17 - 2021.9.23
[ WEST 1-D ]
オカユウリさんと福琅さんによる二人展が開催いたしました。魅力的な人物画を描くお二人によって生み出された静寂な空間が味わえる展示となっています。それでは各作家作品をご紹介していきます。
オカユウリ
個展やグループ展を何度も開催いただいているオカユウリさんですが、今回は福琅さんとの二人展を開催してくださいました。展示作品の色味はホワイト、グレーが主となり、淡い世界観が広がっています。霧の中にいるような彩度の低い世界の中で、繊細な変化を描き分けています。
淡い色味でも存在感は薄れず確かにそこに彼女は存在しています。髪の毛に隠れていた目が見えた瞬間をドラマチックに描かれており、彼女の遠くを見る虚ろな瞳に物語を感じます。
所々にラメが塗られており、光の反射で様々な色に輝きます。また、今回の作品は偏光カラーの絵の具を使用して描かれているそうなので、見る角度でも色の変化を味わえます。この色彩を用いた繊細な視覚的変化は彼女たちの繊細な心境というものも表現されているのかもしれません。
オカユウリさんの作品の魅力の一つに挙げられるのが手の表現です。手の仕草で多くのことを物語っており、彼女たちの内面を表す重要な一部となっています。
今回の展示でもステッカーや画集などのグッズを販売しております。また、躍動感のあるドローイングやミニキャンバス作品も展示販売しておりますよ。
繊細な色彩の作品が多いので、ぜひ直接ご覧になっていただきたい展示です。
オカユウリさんのSNSなどはこちら↓
HP:https://uriokablack2.wixsite.com/okayuuri/blank-4
Twitter:https://twitter.com/blackistat2
instagram:https://www.instagram.com/blackistat2/?hl=ja
福琅
福琅さんの作品は現代的でありながら古風でミステリアスな世界観が魅力です。美しい顔立ちや髪の毛の少年少女が登場し物語の一場面を切り取ったかのような絵画を描かれています。
ふわっと何もないところから現れたかのように背景に溶け込んでいる様がとても不思議で、現実感がなく夢心地にさせてくれます。少年の視線の先に何があるのか、そもそも何もないのか、想像を掻き立てる作品です。
後ろから何か囁かれ誘惑されている少年。左手にはナイフを持ち苦しんでいる表情が見受けられます。煙のようにゆらりゆらりと漂っている様子が美しく描かれています。
こちらの少女は深い闇に沈んでいくところでしょうか。髪の毛は水に浸かっているかのように漂っています。空気の流れも感じることができる絵画で、同時に時の経過をも感じることができます。
小作品やグッズ(シール)なども販売しております。小さな作品でも、ミニチュアアートのように福琅さんの世界観が詰め込まれており見応えがございます。
福琅さんのSNSはこちら↓
Twitter:https://twitter.com/fukur0127
<スペース詳細はこちら>
[ WEST 1-D ]
staff:Chi