濱田羊子
『シルクスクリーン展/優しい人々』
2021.7.13-2021.7.19[EAST 102]
雑誌の挿絵など、イラストレーターとして活動されてきた濱田羊子さんの初個展が開催中です。
今回、Tシャツへのシルクスクリーン作品にフォーカスし、9種類のオリジナルデザインのTシャツを展示販売されています。
一部となりますが、展示の模様をご紹介いたします。
雑誌『anan』の当時の編集長に見初められ、当誌のイラストレーターとして活動を行われたという濱田さん。
力強く、あえてラフさを残したような描画は動きがあり、そこに描かれている登場人物の溌剌としたイメージを感じさせます。
また、デザイン性が高いグラフィックイメージは、ほんのりと海外の香りを残し、ユニセックスで年代を問わないクールさがとても印象的です。
全てシルクスクリーンで制作されており、単色刷りまたは2色刷りではありますが、そのシンプルさが線画の美しさをより強調しているようにも感じます。
そしてこちらの作品は、本展のメイングラフィックとなっているイラストです。
女性の髪型は、動きを出すためあえてベタにせず、光の印象を残して描かれているのだそう。
椅子のグリーンもオーバーサイズに着色されており、きっちりとしすぎない、ラフなイメージがクールでかっこいい大人の女性の余裕や力強さを感じさせ、作品世界をより表現しているよう。
「harden」は濱田さんのオリジナルブランドで、今回はエコバッグも販売中!
とてもコンパクトでデザイン性と機能性が高く、小さいカバンにもすっぽり収まるサイズ感ですよ。
おしゃれでかっこいい、90年代の東京の雰囲気も感じられる本展。
スタイリッシュでありながらほどよいラフさが親しみやすく、身につけるだけで気分が上がるTシャツばかりです。
展示されているTシャツは全て購入が可能ですので、夏の始まりに最高の1枚を手に入れてはいかがでしょうか?
本展は7/19(月)まで。