キクチアヤコ
『短歌展「diary / あの日」』
2021.6.25 - 2021.6.28
[WEST 2-D]
「空間で文芸」をコンセプトに、ギャラリーでの短歌の展示活動を行っている歌人(短歌を作る人)、キクチアヤコさん。
DFGで２回目の個展を開催される今回は、
前回の展示から今に至るまで、どのような心境の変化があるのでしょうか。
2020年の12月から2021年の6月までの約半年間の間に
制作された新作の短歌作品が並んでいます。
優しい自然光が入る、この落ち着いた空間でゆっくりご鑑賞ください。
日付を添え、日常の出来事を捉えた文章は、
日記を読むような親近感を感じさせてくれます。
スイーツ作りをする日常的なできことから、叔母さんと短歌で送り合うメッセージまで、遊び心のあるところもとても素敵に感じます。
キクチさんは、少し堅苦しいイメージのある短歌をカジュアルに、親しみやすい言葉で叙情的に表現されています。
日々の生活の中で様々な感情や経験をこのように短い言葉で綴られ、その繊細さに圧倒されます。
部屋に入って左側の壁一面に並んでいるのは、新しく発表された作品たち。
紙の色の変化によって豊かな感情を感じます。
短歌に詳しくない方でも気軽に触れ合う事ができるキクチさんの優しい文字は、
時々チクっと心を動かしくれたり、共感する言葉も現れたりします。
ぐるっと回って最初の文章に戻って読むと、新しい感情も湧いてくる、
まるで休日に本屋さんを巡るかのようです。
会場で過去の作品も鑑賞できますので、ぜひごゆっくり。
-出展者-
キクチアヤコ
歌人。(短歌を作る人)
「空間で文芸」をコンセプトに、ギャラリーでの短歌の展示活動を行っている。
短歌というと「難しい」と身構えられてしまう事がありますが、そんな事はありません。
音楽や映画と同じように、それぞれの解釈で楽しんで頂けたら嬉しいです(^^)
【発表作品】
diary (2020.12.5.?2021.5.23)
あの日
Zoom up！
夏のお守り(仮)
ピクニック・ア・ゴー・ゴー
~眠る街編~
staff jessie
