バナーエリア

このブログを検索

4×


4×
2021.3.26-2021.3.29
[EAST 304]

高校時代の旧友であり、現在はそれぞれ美術系の大学でアートを学ぶ学生さんたち8名によるグループ展が開催中です。
本展にあたりテーマとして選んだものは「いきもの」。
今現在、各々が様々なジャンルで活動されているからこそ、幅広い生き物たちの洗練された表現が一堂に会しています。
一部にはなりますが、展示の模様をご紹介いたします。


まず入り口で私たちを迎えてくれるのはこちらのゾウさん!
なんと麻布で編まれているというのですから驚きです。
鼻の造形など、象のリアルな鼻のシワのようにも見え、迫力とリアリティが満載です…!
また、こちらの立体とのギャップが面白い、キャンバスに合わせデフォルメされている動物たちのグラフィカルなイラスト作品は本展のメインビジュアルにも使用されており、まるで絵本や積み木から飛び出してきたかのようなポップさが目を引きます。


手で作る影絵は、その人の手の造形によっても個性がはっきりと出ますよね。
本作は、手で造形された動物の形をベースにリアルな動物の表情や毛並みをはめ込んでいるとてもユニークな作品です。
鹿のツノの部分や、犬の口の部分は特に人間の手の造形がはっきりと残っており、少し奇妙な造形となった動物たちの面白い違和感を感じさせてくれます。


視線を下に下げると、真っ白で生まれたてのバンビが。
こちらはなんと大理石でできているのだそう!石の表面に加工はなく、大理石の模様がそのまま表出している様子は、少し血液の流れのようにも見え、生命の尊さのようなものも感じます。


こちらは人間と動物を組み合わせた和モダンなイラスト作品群。
統一されたボードに描かれた動物動物たちと人間の戯は、見ているだけで心がほっこりあたたかくなるようなシチュエーション。
小作品には日常の一コマが可愛らしく描かれ、共存の愛おしさを感じます。


こちらは力強く描かれたタコがとても印象的な作品。
タコの吸盤部分はプチプチを利用されていたりと、ミクスドメディアの作品となっており、その大胆でダイナミックなタコの力強い表情が荒波を想像させるよう。
配色もとても印象的で、タコの赤と海の青のコントラストがとても美しい作品です。


一部の紹介となりとても残念ですが、どの作品も個性満載の美しい作品ばかり。
今回のテーマ選びの決め手として、「どのジャンルでも制作できるもの」という条件があったそう。
現在別々の学び舎で美術を学んでいるからこそ、そのそれぞれのジャンルと個性が遺憾無く発揮され、まるで動物園やテーマパークにやってきたような見応え満載の展示会となっております。
是非近くでじっくりご鑑賞くださいね。

本展は3/29(月)まで。

出展作家一覧

ながいことね
あずさりか
つながみ
をみち
増渕南美
折笠結子
藤原緒美
ななちゃん

<スペース詳細はこちら>

[EAST 304]

staff kome