映画「石岡タロー」応援団
『みんなで描こうタローの絵 / 映画「石岡タロー」のために』
2021.1.15-2021.1.17[WEST ART CORNER]
皆さんは「石岡タロー」という犬をご存知ですか?
タローはおよそ60年前、茨城県石岡市の小学校に保護された、実在した一匹の雑種犬です。
毎日朝夕、17年という長い歳月、来る日も来る日も決まった時間に駅へ通っていたというタロー。
彼が帰りを待っていた人物、それは一体誰だったのでしょうか。
本展では、実話であるこの「石岡タロー」の物語の映画化へ向けたプロジェクトの一環として、様々な人々から寄せられたタローのイラストを展示中です!
17年間のタローの歳月。毎日駅に通う姿は「忠犬ハチ公」のように健気でありながら、当時タローを目にした人々はタローのことをきっと不思議な犬だなと思っていたことでしょう。
小学校に保護された後も、体が小さな1年生の教室を日々巡回する姿があったのだそう。
「なぜ駅に通うのか?なぜ1年生の教室にだけやってくるのか?」
そこにはノンフィクションとは思えない、愛に溢れた理由が詰まっていました。
ちなみに、現存するタローの写真はこの一枚だけなのだとか。
この「石岡タロー」の物語を世界中に広めたい!というスタッフさんたちが集結し、この度映画化制作が決定しております!
スタッフさんがタローの物語を広めるべくSNS上で「#みんなで描こうタローの絵」と投稿したところ、タローの物語に感銘を受け、イラストを投稿してくれる方が続々と現れたのだそう。
このイラスト企画の立役者なのだというのが、こちらのはるぅかさん。
奥に写る、耳をかわいらしく垂らしたタローのイラストの作者です。
彼女のイラストを機にカジュアルにタローを描いてくれる作家の方が投稿を始められたのだそう!
そしてこちらは、芸術家の今井アレクサンドルさんから寄贈されたというタローの作品群。
ポストカードサイズの作品を含め、数十点に及ぶタローの肖像がスペースを彩ります。
大胆かつ、かわいらしいタローのいじらしい様子が描かれており、様々なカラーリングでもってそれぞれがタローの個性を放っています。
小さい女の子と抱き合うタローの姿。
この一枚が、物語の全てを物語っているようです。
タローの想いを一心に背負い、愛情とご縁が巡って映画制作までたどり着いたのだそう。
小さな田舎で起こったその感動の物語を後世に受け継ぐべく、制作へ向け準備中なのだそう。
世界中にいつかタローの名が轟く日も近いのかもしれません。
協賛も絶賛募集中とのことですので、気になった方は是非お声かけしてみてくださいね。
本展は1/17(日)まで。
公式サイトもチェック!
Twitter:@ishiokataro