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写真展 #filmisnotdead 展示紹介part2(EAST 101)

 


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#filmisnotdead -Film Photography Exhibition-
2020.12.20(日)〜 12.26 (土) 1週間

DESIGN FESTA GALLERY EAST 101/102/201/202/artpiece
全36組
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フィルム写真文化の発展を目指して発足し、作品を通してフィルム写真の魅力を発信する企画展 #filmisnotdead が開催中!

3年目となる今回は過去最大規模36組のフィルム写真愛好家が集まり、EAST館の1階2階がフィルム写真作品で埋め尽くされています。

こちらのブログでは、EAST 101に出展している9組の作品を紹介します。

EAST 101

F:井坂 隼『Counting meaninglessness』



余白を生かした洗練されたレイアウトに目を留める。
東京在住の写真家井坂隼さんの展示空間はどこか温かく、凛とした空気感が漂っているように感じます。


井坂さんの想う「Counting meaninglessness」は、
特に意味やストーリー性がなく、ただただ気にかけていた景色を撮りためてきた集大成。
人工的な光を一切利用せず、
窓から入ってきた自然光を集めて、ふと気づく瞬間を切り取ってきた一枚一枚の風景は、確かに特別な意味が含まれていなくても、それはそれでどこか意味のある気持ちをさせてくれる、そんな優しい展示空間と感じました。


日常の中によくある光景はレンズを通して絵のように写る。
こんな繊細さに惚れ惚れてしまいます。


過去出展された異なるテーマの写真集とポストカードなどの物販コーナーもあります。
在庫残りわずかなのでぜひお見逃しなく!


GH:Morography StoicBitch『Morograph #1』



2ブースを使った広々としたこちらの空間には、3人の写真家による作品が並んでいます。

プロフィールページにはこう書かれていました...

1993年 岡山県に銘々生まれる。
2013年 大学のやる気のない写真部で出会う。
2017年 初のグループ展をもって写真を始める。

写真好きという共通点で長い年月の間一緒に活動されているRYO ITOさん、KEI SENOOさんとAKIRA TAKEUCHIさん。


それぞれのテーマで2枚ずつポートレート作品が並んでいてそれぞれ違う表情を魅せてくれます。
こちらはKEIさんの視点から捉えたポートレート作品。
無表情のその奥には、何かメッセージ性が含まれているかもしれません。


一人の母親を被写体に、優しくお腹に手を添えることでもうひとつ小さな命を捉えています。
AKIRA TAKEUCHIさんによるポートレート作品はどこか純粋で人を大切に想う気持ちが強く感じます。


RYO ITOさんによるモノクローム写真は
家族と過ごす時間と思い出を切り取って、その自然体の姿が愛おしく感じます。


猫好きのKEIさんによる写真集もあり、心を温かくしてくれる優しい展示空間でした。

https://morographyblog.wordpress.com/

I:Kentaro/ume『CHILDREN'S CORNER/記録と収集』



こちらはKentaroさんとumeさんによる合同展示スペース。
作品テーマもレイアウトもそれぞれ異なり、いい感じに馴染んでいて、思い出にたっぷり浸れるノスタルジックな空間です。


右側はKentaroさんによる「CHILDREN'S CORNER」。
無邪気な子供たちの素顔にフォーカスし、時に楽しく、時に可愛らしく切り取られています。


左側はumeさんによる「記録と収集」。
今年の10月から12月の間に撮りためた様々な景色が壁一面に変則的に並んでいます。
日々の記録、そして気にかけた瞬間を収集。
記憶の断片のようなトリーミングされた数々の写真を観ていると、作家本人と同じ時間、同じ景色を眺めているように感じます

O:tatti『形状記憶』




「どんなに幸せな時間も時が経てば忘れてしまう。
写真を見返すとその時の気持ちを何度だって思い返せる。」
(プロフィールから引用)

友達、家族、恋人と過ごした時間を大事にしたい。
身の回りのさりげなく消えていってしまいそうなものを写真を通して記録するtattiさんの写真を見ていると暖かく感じます。


P:ちいさいおじさん『日々』



趣味で写真を撮っているちいさいおじさん。
壁一面にぎっしりと並んでいるのは、日々過ごしていて"なんかいいなぁ"と思った瞬間。
フィルムカメラでしか撮ることができない雰囲気をじっくり味わってみてください。



近所の野良猫は今日ものんびりしていた。
今年の紫陽花も満開だ。
今日の空のグラデーションが好きだ。

そんな日々、そんな気持ちで捉えた写真たちを見ていると、"なんかいいなぁ"って思う景色が見つかるのではないでしょうか。

Q:アト『水の国を旅して』



「"水"という一つの単語で表せるモノは、
一つの場所に留まり続けるものでは無いため常に変化と隣り合わせです。」
(プロフィールから引用)

海や河川、湖沼など、水辺の景色、時間によって変化している色彩の豊富さ、そんな"水"に惹かれてこれまで撮り続けてきたアトさん。
まるで北欧にいたような、こんな幻想的な景色はなかなか観られない。
日本国内で旅をしながら、リバーサルフィルムを構えて様々な"水"の表情を切り取り、そして見る側の心も動かしてくれる、そんな美しい展示空間です。


写真集もありますのでぜひ、色彩に染まる水面の景色をめくってみてください。


R:佐藤 翔『ながされるだけ』



前回の#filmisnotdeadの印象とまた違って、新しい世界観を広げる佐藤 翔さん。

写真をベースとしつつ、写真作品の枠に囚われない表現の仕方など様々に展開されており、
今回の展示では光の線を集めた作品の数々が並んでいます。


一見抽象画に見えますが、全て写真作品です。
透明感のある光、強い光、優しい光、ぼんやりした光、、、。様々な光の表情が集まります。


光の写真で構成されたT-shirtは特に印象に残りました。
写真はこんな展開できるのだと刺激を受けた展示空間です。



S:柴野 桐『瞬感』



寄せては返す波の動きも、
空を駆けるカモメも、
信号待ちをする車も、
「その瞬間」にしか存在しません。
気を抜くと見逃してしまいそうな「その瞬間」を切り取って、収めました。

(プロフィールから引用)




フィルムカメラ始めたばかりの柴野さん。
大学の思い出だったり、日常の風景だったり、様々な好きな瞬間にシャッターを押す。
同じシチュエーションを何枚かで切り取って並べられているのは印象的で、当時流れていたであろう楽しい時間の様子が伝わってきます。





#filmisnotdead は12/26(土)まで開催中!
ぜひ足をお運びください。


#filmisnotdead 展示紹介part3はこちら


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#filmisnotdead -Film Photography Exhibition-
2020.12.20(日)〜 12.26 (土) 1週間

DESIGN FESTA GALLERY EAST 101/102/201/202/artpiece
全36組
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