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ちのすけ 『ちのすけ2020』

ちのすけ 『ちのすけ2020』

2020.12.25  -  2020.12.28

[ WEST 1-F ]

chinoさんとyouskeさんのお二人による絵画展が今年も開催されました。今回の展示タイトルは「マカロニ」⁉️どのような作品が展示されているのか楽しみです!いくつか作品をご紹介いたします。

お二人はいつも共通のテーマで展示をされています。ちょうど1年前の12月は「街」をテーマに展示されておりました。お二人の絵画のタッチは異なりますが、どの展示も落ち着く空間が生み出されています。そして今年の展示タイトルは「マカロニ」!お話を聞いてみると、この展示タイトルは実際の展示テーマとは直接的な繋がりはないとのこと。「おかえり」と「ただいま」。この挨拶をテーマに制作された作品が展示されています。


chino

chinoさんは迫力のある厚塗りの油絵を描いております。遠くから観ても力強く迫ってくる絵画ですが、全体のトーンは落ち着いています。黒色の影部分は何かを物語っていそうな深みを感じさせ、絵の世界観を創り上げています。

展示されている作品は、今年に制作された作品とのこと。今年は遠出が難しい年だったこともあり、近所の風景を描かれているそうです。今回は人が多く登場しており、人々の生活模様が描かれております。

風景と人が一つの絵としてまとまっており、今回もchinoさんの混ざり合う色彩とタッチを味わうことができます。くすませた色も使用されているので、記憶の断片のようなノスタルジックな雰囲気が感じられます。

こちらの作品は、登場人物が持っている物の色味が発色良く、ワンポイントになっています。とてもすっきりとした印象で気持ちの良い作品です。


youske

youskeさんの絵画は昔の記憶を思い出しているようなふんわりとした雰囲気を持っています。そして色味も柔らかく、優しい虹に包み込まれたような感覚になります。今回は大きな作品を描かれており、youskeさんの柔らかな世界を存分に味わえます。

こちらは道路の下がトンネルになっている場所を描いた作品。植物が生い茂っていて不思議な形態、空間になっています。トンネルの向こうには街の風景がうっすら見えており、遠い未来もしくは過去を眺めているような気分になります。

こちらの水辺が美しい風景は、ご友人から送られてきた写真からインスピレーションを受けて制作されたそうです。透明感のある風景はyouskeさんにとても合っているように思えます。観ているとどんどん住んでみたくなる場所です。

こちらの作品は、他の作品よりも狭い空間を描かれています。足だけが見えている点がとても面白く、鑑賞者によってこの人物の心境が変わるのではないかと思います。


今回の展示も素敵な作品ばかりでしたので、また次回はどんなテーマで展示されるのか楽しみです!!


<スペース詳細はこちら>

[ WEST 1-F ]


staff:Chi