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Yorkshire pudding×Natsuki Watanabe 『Ticket』



Yorkshire pudding×Natsuki Watanabe
『Ticket』
2020.10.27-2020.10.29
at WEST 1-A

スペースに足を踏み入れると、異世界に迷い込んだかのような世界が広がっているWEST 1-A。衣服作品を作るManami Watanabeさん、絵画作品を作るNatsuki Watanabeさんによる二人の展示が開催中です。




二人とも共通して、ファンタジーだったりおとぎ話のような世界を表現しているという今回の展示。服と絵、形は違えど描いているものは通底している、まさに二人で一つのコンセプトを表現しているような展示です。

Natsukiさんは「アニメーション映画、サーカス、ミュージカルなどを見たときの子供の想像力」を絵画で表現しています。Natsukiさんの作品を見ると、記憶の片隅にある幼かった頃の記憶が、宝箱を開けたように掘り起こされるようです。




こちらの回転木馬を描いた作品からは、いまにもアコーディオンの音楽が聴こえてきそう。

近寄って見てみるとどこか懐かしさを感じるような、クレヨンによるシャビーなタッチが印象的です。




Yorkshire puddingという自身のブランドを展開するManami Watanabeさんの作品。
ビンテージ風の衣服にアクリルでペインティングを施した作品が並んでおり、当然ながら全て1点ものです。

衣服そのものがクラシカルで、それだけでNatsukiさんが絵画で描く世界観と通ずる部分がありますが、ペインティングによりまさしくその世界に花を添えています。




ある意味では、服という支持体に描いた絵画作品と呼ぶこともできますが、それにしてはあまりにも自然に馴染んでいます。

単純に作品として眺めるのも良いですが、もちろん衣装として身につける楽しみもあるという、いろんな側面を持った作品です。展示されている衣服は購入も可能なので、じっくり見てみてください。


衣服と絵画、表現の形は違えど、相乗効果でお互いが描く作品が共鳴し合う展示空間です。
展示は10/29(木)まで開催中です。是非お立ち寄りください。



【Yorkshire pudding】

制作者:Manami Watanabe
2000年生まれ
2019年 美術科高校を卒業後、バンタンデザイン研究所入学

クラシックと異世界感をコンセプトに作品を制作しています。
洋服や小物にアクリル絵の具でペイントを施した作品になります。作品や商品は全て一点物となっています。

【Natsuki Watanabe】

1998年生まれ。
2017年 Moorpark College 留学
2019年 東京藝術大学 美術学部絵画科油画専攻入学
アニメーション映画、サーカス、ミュージカルなどを見たときの子供の想像力をイメージに、主に油画とクレヨン画を描いてます。


【展示スペース:WEST 1-A】