視覚伝達デザイン1年有志 『かお展』
視覚伝達デザイン1年有志
『かお展』
2020.3.23-2020.3.25
at EAST 102
「顔」という言葉には、こと日本語においてさまざまな意味があります。
人物の「顔」はもちろんのこと、「チームの顔」「クラスの顔」といったように「象徴」としての意味を含むこともあります。
そんな「かお」をテーマにした、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科1年の有志8人による「かお展」が開催中。部屋中「顔」だらけです。
武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科のクラスメイト8名からなるグループ展。
入り口には共同制作作品として、それぞれが顔の各パーツを担当して描いたモンタージュのような『顔』が出迎えてくれます。一人ひとりの出展作品の特徴が凝縮された、まさに本展示の「顔」と呼べる作品です。
「かお」というテーマ以外は自由ということで、さまざまな表現が並ぶこの展示。
うめざわまあやさんは、劇団四季の舞台『CATS』からインスパイアされたオリジナルのCATS面を制作。原作のように見事な猫と人のハイブリットで、一つひとつが特徴的です。
渡邊優斗さんのエキゾチックな雰囲気を待とう人物画。
人の顔の特徴や個性をビビッドな色と植物で表現したという本作は、未開の地の少数民族を描いているかのようです。
人の顔の中でも、多様な表現が可能なのが「目」。
絵画やイラスト、漫画、アニメに至るまで「目」は人一人の個性を出すために多様な表現がなされています。日常生活においても、アイメイクはより力の入るポイントですよね。
本作でもこのように、ハイライトを入れることで一点一点の個性が際立っています。
かおはかおでも「象徴としての顔」に着目した鈴木里菜さんの作品。
送り主から受け手に届くまで、街から街へ移動していく様を魚に見立てて、郵便物の顔を「封筒」と定義し、魚の形で表現した作品です。遠く離れた友人や家族への思いをこんな形で届けることができたらいいですよね。
こちらで紹介できる作品はごく一部となりますので、ぜひスペースいっぱいに広がる数々の「かお」を見に来てください。展示は3/25(水)まで開催中です。
>>> 展示スペースの詳細はコチラ
staff isaka