青山学院女子短期大学 写真部 『現役短大生と卒業生による最初で最後の合同写真展』
青山学院女子短期大学 写真部
『現役短大生と卒業生による最初で最後の合同写真展』
2019.12.23 - 2019.12.29
at EAST 101-a
言わずと知れた名門短大、青山学院女子短期大。
2019年度に新入生の募集を停止し、今後青山学院大学へ編入されることが決定した節目の年に、現役生と卒業生が出展する合同写真展を開催することになりました。
開校67年の伝統ある青山学院女子短期大学は今年、新入生の募集を停止し、学内の専攻を青山学院大学へ移管することを決定しました。「最初で最後の合同写真展」と題された本展示は、「青短」に通い写真部に所属する現役生と、卒業生有志が集まった写真展です。
筆者は受験生時代、青山学院大学の入試の際に青短の校舎で受験をしたのですが、渋谷の喧騒の中とは思えない落ち着いた雰囲気の学び舎は、いまでもふとしたときに思い出したりします。教室は残されるのでしょうか……?
本展示は現役生と卒業生がそれぞれ異なるテーマのもと、3枚の組作品を展示しています。
現役生のテーマは「無常」。
仏教用語で《一切のものは、生じたり変化したり滅したりして、常住(=一定のまま)ではないということ》という意味のこの言葉をベースに作品が並んでいます。
hanao mihanaさんの作品は、色づく木の葉や落ち葉の写真と、夜の街並みという組み合わせ。季節ごとに色を変える自然の色、刻一刻と移り変わる空の色、そして車と人々が行き交う都会。どれも「変化」という言葉を端的に表している風景が捉えられています。
続いて対面の卒業生の展示では「道標」。
現役生にとっての道標でもあり、自身もまた母校での日々や学びを道標にしてきたという彼女たちならではのテーマかもしれません。
浅賀 杏理さんは種子島のロケット発射の瞬間を今か今かと待つ人々の姿を捉えた写真を展示。
種子島から放たれるロケットはまさに未来への「道標」とも言えます。
そんな道標が宇宙へと飛び立つ奇跡を捉えようと、カメラを構えた人たちが夜空の下同じ方向を見ている様子もまた、道標そのものですね。
今年で最後となる青山学院女子短期大学 写真部(AGPC)の写真展は弊廊の最終営業日12/29(日)まで開催中。ぜひお越しください。
【出展スペース : EAST 101-A】
written by isaka