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かたおかはえの/ひだあずみ/みやのいりあいさ『んんん展』



かたおかはえの/ひだあずみ/みやのいりあいさ
『んんん展』
2019.9.2-2019.9.4
at WEST 1-B

「んんん〜〜」と唸ることは、普通に暮らして入れば一日に一度はありますよね。
疑問だったり葛藤だったり、もしかしたら苦悶だったり。

そんな「んんん」なことについて、イラストや言葉で表現した展示が開催中です。





『んんん展』は、東京造形大学に通うかたおかはえのさん、ひだあずみさん、みやのいりあいささんによる企画展。「ん」の文字が「人」の形に似ていることから、3人展ということにちなんで「んんん」と人が3つ並ぶタイトルこのユニークなタイトルとなったのだそう。人が3つ並んでいるので、作品テーマも「人間」。ゆるく可愛らしいタイトルロゴも印象的です。




人間とその他の生き物たちを分けるのは理性の有無と言われており、
それゆえ悩んだり考え込んだりしてしまうのが人間の性でもあります。

ヒダアズミさんは本作「にんげんっていいな?」で、「人間は他の生き物たちから見たら変な生き方をしているんだろうな」という発想からイラスト作品を制作。
波のように不安に押し寄せられる様子や、猫から見た人間、人間から見た猫、お互いがどうしたら相手のようになれるのか唸っている様子を描いています。




AI技術が発達するにつれ、人とアンドロイドの境界線はどこにあるのかという定義はますます難しくなります。
みやのいりあいささんの作品はそんな問いを投げかける示唆に富んだ作品。

「人間とその他の生き物たちを分けるのは理性の有無」と前述しましたが、それは対アンドロイドにおいても同じ。しかしそのアンドロイドが心を持ったら?人間としての要素を兼ね備えて入れば、人間と同等の存在になるのでは?思慮深く目を瞑り、体温を確かめるような姿からは、そんな難題について考えさせられます。



紹介した作品以外にも「んんん」と思わず考え込んでしまうような作品ばかりです。
9/4(水)までの開催となりますので、気になった方は是非お越しください。


【出展スペース:WEST 1-B】