珈琲基塩『珈琲と庭』
2018.5.15 - 2018.5.17
[WEST 1-C]
珈琲で描いたイラストや本物の珈琲豆を使ったアクセサリー等々、
とことん珈琲にこだわった展示空間へ、是非足を運んで見てくださいね♪
《カフェイン中毒 Caffeine addiction》
スペースへ入りまず目に入ってくるのは「カフェイン中毒」と題された作品たち。
カフェインは過剰摂取によって、神経過敏、興奮、不眠、幻聴、幻覚、うつ…といった症状を引き起こします。目安摂取量や致死量を知らずにカフェインを摂りすぎるのは、とても危険で、2015年には国内初の死亡例も出ています(!)
ここにはカフェイン依存を体現した10人の少女たちが、それぞれの症状を様々な線や色彩、コラージュによって表現されています。そして注目すべきは珈琲によって描かれていること。
依存とは簡単に言えばやめられないこと。自らではコントロールができないほどに、それがないと生きていけない状態のことです。恐ろしいけれどもそれを摂取しなければやっていけない彼女たちの心情がありのままに表現されています。
《自傷 self harm》
自傷と題されたこちらの作品。描かれているセーラー服を着ている女の子の表情は窺うことは叶わず、袖の先からも手首は描かれていません。自身の下半分からは体が溶けているような描写が見られます。自身の所在の無さや画面いっぱいに見られる自傷行為の傷跡をまるで自己愛というリボンでラッピングしているかのようです。
スペース内にはその他にも自由に制作された作品も展示されています。
フルーツや家族をモチーフにした女の子のイラスト作品はどれもまるっとして可愛らしく、少し怒ったような顔も微笑ましく感じられます。
とことん珈琲にこだわった展示「珈琲と庭」どうぞお楽しみください♪
-出展者-
珈琲基塩
《カフェイン》と読みます。絵を描きます。物も作ります。
多色の世界と白黒の世界が好き。在るものも無いものも好き。
Twitter:@shirokuro00000
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