『3D⇔2D』


『3D⇔2D』
2018.04.02-04.04
at WEST1-D

次元。普段の日常であえて気にすることはないその存在に、メンバー4人それぞれのアプローチで向き合った。この空間でふたつの次元を感じてほしい。


池本咲季 東京造形大学デザイン学科テキスタイル専攻
川尻優  多摩美術大学統合デザイン学科
近藤佑香 武蔵野美術大学空間演出デザイン学科
武田百加 多摩美術大学統合デザイン学科


本展は異なるメディアを扱う4名の現役美大生による有志展です。

4名ともに美大でデザインを学びながらも、空間・テキスタイル・紙媒体と扱うメディアはそれぞれ異なります。そんな4名が集ったとき、どのような展示をつくれるか思考錯誤を繰り返していると、3Dと2D、ふたつの「次元」の存在が浮かび上がってきたとメンバーは語ります。

4人で集う展示だからこそ挑戦できた「異次元への往来」の表現。その作品の一部をご紹介いたします。


武田百加「移動」

キャンバスという「平面」にはその上から吊るされたプラスチックの文章やテニスボールが影を作り、写真の中のオムライスのぺらぺらの卵の上には赤いケチャップが「立体」的に浮かび上がる。さらに、それに呼応するように画面下には赤い絵の具が。平面と立体が巧妙に組み合わさると、ふたつの次元がじつは常に触れ合っていることをまるで思い知らされるようです。


池本咲季「布も立体」

トルソーが着ているものは一見何の変哲もないTシャツですが、その腹部にはおおきく拡大された繊維が施されています。繊維上に明暗をつくりながら絡み合うそれを眺めていると、布もまた、糸が交差しあっている「立体」であることがわかります。


近藤佑香「境界」

デッサンにおいて実像が平面化していく過程に着目した作品。

物の形や影の変化が生じる部分に線を引いていくことで、2次元と3次元の境界をさぐります。影を失い、手触りを失い、線の連なりとなったそれは、普段われわれが目にするものの不明瞭さを問いかけます。



川尻優「向こう側」の人

平らな鏡の向こうに映る立体的な世界。鏡の奥に広がるまるでこちらとそっくりな世界には、けれども違和感がある。向こうにいるわたしはいったいだれで、ここにいるわたしはいったいだれなのか。作家である川尻優さんは鏡の世界と実在する世界をあえて反転させることで、その違和感を強調しています。



作品ひとつひとつはもちろん、異次元の往来を試みる不思議な展示空間は必見です。

はやくも明日が最終日です!是非ご高覧ください。



>>> 展示スペースの詳細はこちらから

DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff satomi