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テッペイ『鉄道~鉛筆画の世界~』

テッペイ『鉄道~鉛筆画の世界~』
2018.1.14 - 2018.1.20
[WEST 1-A]


テッペイさんがこれまで描いてきた作品の中から選りすぐった、思い入れのある作品や、お気に入りの作品たちが所狭しと展示されています。作品制作に関わった珍しいグッズなども併せて展示されています。鉄道ファンは特に必見の内容となっています!!




スペース内へ入ると整然とディスプレイされているのは鉄道をモチーフとした描画作品。
3歳の頃から鉄道に興味を持ち始め、同時に絵を描き始めたという<テッペイ>さんの鉄道愛溢れる展示がたっぷり堪能できる展示空間となっています。


ずっと絵を描き続けたテッペイさんも、中学入学と同時に写真を撮り始めるようになってからは一旦絵の制作から離れる時期も。中学・高校と写真に集中していたこともありましたが、高校を卒業し就職するも、「もう一度何かを勉強し直して極めたい」という気持ちが強まり、専門学校に入学。再び絵の道へと復帰します。

《二人三脚》

沢山の画材や手法の試行錯誤を繰り返し「自分がどんな絵がしっくりきて、楽しめるんだろう...」と悩む中、専門学校時代に学んだデッサンの手法で鉄道イラストを描き始め、現在に至ります。力強い走りを見せている《二人三脚》と題されたこちらの作品は漆黒の背景に浮かび上がる車両同士がフォーカスされています。普段見ることのないシーンを垣間みているような臨場感のある作品です。

《佇み》

こちらは個人的に好きな一枚。《佇み》と題された作品はこれからの発車を待っている電車なのか、それとも帰って行くばかりの電車なのかわかりませんが、独特の夜の雰囲気はシュールレアリスムの画家たちがこれまで描いてきた作品にもどこか繋がるようで興味は尽きません。


 《東海道本線113系》

丁寧なデッサンと空気遠近法によって見事に車両の存在感が表現されています。たしかにそこに存在しているようなどっしりとした描き方は、そのままテッペイさんの鉄道への愛情のようにも感じます。


こちらは鉄道仲間の写庵様から貸切列車のお誘いを頂き、同時にヘッドマークのイラスト依頼を頂いたときのもの。丸いシルエットのヘッドマークは実際に付けて走ったものだそう。貸し切った列車は群馬県で走っている路線「上毛電鉄」様が所有しているデハ101形。昔ながらの旧型車両で、イベント列車や貸切列車などで活躍しているとのこと。


こちらは銚子電鉄様からの依頼で制作したカレンダー。
表紙、プロフィールなど含め15枚の作品となっています。
90周年記念イベントと合わせカレンダーイラストを使用、記念切符や限定弁当の包装紙などにも使用されたとのこと。



スペース内にはテッペイさんの作品を収めた画集も販売されています。
是非手に取って見て下さいね♪

展示は1/20(Sat.)までとなります。
ご来館お待ちしております。




プロフィール

<テッペイ>
鉄道画家。
神奈川県生まれ。
関東を拠点として活動する画家。

Twitter
https://twitter.com/tetu8039
Blog
https://plaza.rakuten.co.jp/ilovefolksong/


<イベント>
2009年:交通系イベントLittle"T"Star!に合同参加
2010年:デザインフェスタVol.31出展。これが自身初めての1人参加のイベントとなる
     デザインフェスタVol.32出展。
     コミックマーケット78合同参加。
     pixivフェスタVol.4で開催された「アナログ部屋」として参加。
2011年:pixivマーケットにアナログ部屋として参加。
     デザインフェスタVol.34に出展。
2012年:pixivフェスタVol.5「アナログ部屋」で参加。
     コミティア101に参加。
2013年:コミティア103に参加。
     コミックマーケット84に参加。
     銚子電鉄90周年記念イベントに参加。イラストなど数点出展する。
2016年:コミックマーケット90に参加。
2018年:デザインフェスタギャラリーにて初の個展「鉄道〜鉛筆画の世界〜」を開く

<お仕事遍歴>
2013年:銚子電鉄公式カレンダー12枚制作。
     90周年イベントで、記念切符や限定弁当の包装紙などにも使用される。


【展示スペース:WEST 1-A】

DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun