いしさわかつや、MARU、Ⅲ『3、4人展』
2017.11.13 - 2017.11.19
[WEST 1-C]
ファッション系の学校で勉強していた3名によるグループ展が1週間に渡って開催中。
三者三様の表現が堪能できる空間となっています。
展示スペースとなっている[WEST 1-C]は、押入れや床の間のような空間があって展示に変化をつけられる面白いスペース。ユニークな展示スペースを生かしてどのような作品が展示されているのでしょうか。展示の様子を一部ですがご紹介致します。
クロッキーとは、およそ手元を見ずに動き続ける対象を短時間の間に速写によって描き留める手法です。そのため制作したすべての作品が成功と言えるものではありません。制作した作品のうち1つでもいいと思えるものがあれば上出来と言えます。
ここではⅢさんの作品が多数展示されていますが、たくさんの作品の中から選ばれた作品が展示されています。一つ一つ作品を鑑賞しているとⅢさんが興味があり探求しているのは人物の体の動きやポーズであることがわかります。水彩のべた塗りによって雰囲気を捉えつつも、それは人物を引き立てるために添えられているといった印象。
一方で、今にも動き出しそうなアニメーションの原画の様な作品も同時に展示されています。多くの人は同じ作者だと言われても気づかないのではないでしょうか。線の強弱によって変化をつけ、キャラクターに動きを与えています。完全にオリジナル作品のためか、モデルさんのいる作品よりもはっきりとした描写になるのだとか。
こちらは いしかわかつやさんによる作品。対象は簡略化されプリミティブな画面ですが色を配置する際の激しい筆使いによって静かなのに荒々しい、触れるのが憚られるかの様な激しい感情が窺えます。シンプルな配色がかえって緊張感のある作品です。
こちらも同じ絵筆によって制作されていますが先ほどとは打って変わって剥き出しの優しい感情をそのまま描いているかの様です。さっきまでの激しさの裏側を見ているかの様な感覚。。人物の手がそっと動物の体を撫でている、優しく愛情を感じる作品ですが、静かに強さも感じる作品です。
最後にご紹介するのはMARUさんの心温まる作品たち。
本を読んでいるシロクマやリンゴとツーショットで写るライオン、あやとりをするオオカミ。。コワモテな動物たちがMARUさんの作品の中では可愛く描かれていて、見ているだけでほっこり癒されている自分に気がつきます。
三者三様の展示空間は見応えたっぷり!
それぞれが我が道を行っていて気持ちいいです!!
是非直接足を運んでもらいたい展示空間となっていました♪
展示は11/19(Sun.)までとなります。
ここでご紹介できなかった作品多数!!
ご来館お待ちしております。
DESIGN FESTA GALLERY 原宿
Staff Jun