Silhouette Sketch
『揺蕩う、氾転世界』
2017.6.11 - 2017.6.14
at WEST 1-G
上智大学公認藝術系集団 Silhouette Sketchの展示がWEST 1-Gにて開催中です。
コンパクトなスペースをうまく利用したインスタレーションと、所属メンバー各々の平面作品が展示されていて、まとまりのある空間を作り上げています。
部屋の外から中を覗いてみるとこんな感じ。
頭上には青系の色でまとめたフラワーペーパーの花が、足元には綿で作った柔らかなくもが、床に敷き詰められた銀紙の上に置かれています。
6月だからか頭上の花は紫陽花のようにも見え、この季節にはおあつらえ向きの展示空間となっています。もしかしてこれは上下逆さに鑑賞するのが正解?
1-Gはそれほど広いスペースではない故、こうやって一つのまとまりある空間を作るのに適しているのかもしれません。
そうしてコンセプトに沿った空間が演出されていると、たとえ複数の作家の作品であっても、不思議と統一感が出てきますね。
壁面には所属メンバーそれぞれの作品が作家名のキャプションとともに展示されています。
イラストや写真、コミックなどかなり個性の光る作品ばかりですが、どれも自然とこの空間に馴染んでいます。
芸術作品って何を鑑賞するかももちろん大事だと思いますが、それをどんな場所で鑑賞するかという外的な要因も意外と重要なのだと思います。
どんな環境でどんな空間で、どんな時間に見たのかによって、後からその当時を振り返ったときの印象って変わりますよね。そう考えてみると、毎回の展示でこうして印象的な展示空間を作っているSilhouette Sketchさんの取り組みは、すごく面白い試みだと感じました。
展示は6/14(水)までの開催です。
この作品、この空間は今回限りのものです。お見逃しなく
上智大学公認藝術系集団 Silhouette Sketch
http://sophiasilske.wixsite.com/silhouette-sketch
【出展スペース:WEST 1-G】
written by isaka