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ポートレイト展 - PORTRAIT EXHIBITION -
2017.04.02(日)〜 04.29 (土) 4週間
DESIGN FESTA GALLERY EAST アートピース
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家族、友人、恋人など身近な誰かはもちろん、自身の姿や想像上の人物まで。
日々の暮らしの中では気付かないような、人間の本質や奥深さを表現するアートが「ポートレイト」です。
本展示では絵画からイラスト、写真、あるいはセルフィーにいたるまで、さまざまなメディアを通して一筋縄ではいかない人間の面白さを追求します。
こちらのブログ記事ではE-7〜E-12の作品を紹介いたします。
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TEPU artpiece EAST「7」
正統派のポートレイト写真を出展しているのはTEPUさん。
限られたスペースの中で厳選された4カットを展示しています。
写真の場合ポートレイトといってもロケだったりスナップだったり、とことん私生活に密着したドキュメンタリータッチのものだったりと数えきれないほどのやり方があります。
ロケ場所から着る服に至るまで演出したポートレイト写真というのは、例えば映画だったり小説だったりと同じように、一つの物語を紡ぐようなものなのかもしれません。この作品からもそんな物語を想像することができますね。
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TSM羅刹 『- a sa ma de -』 artpiece EAST「8」
「私生活に密着したドキュメンタリータッチのもの」と前項で触れましたが、TSM羅刹さんの作品はまさにその体裁をとった作品といって良いかもしれません。
シナリオがあるのかこれが本当の彼女の日常なのかはさておき、プライベートな距離感で真っ向から被写体と対峙していて、主観的な視点はあたかも自分がその日その場所にいたかのよう。
『- a sa ma de -』 、つまりある夜からある朝の記録なのですが、長い人生の中でその時間はほんの一部なのに、一人の人間のすべてが凝縮されているような、そんな気さえしてきます。それこそがポートレイトなのだと言えますが。
http://tsmrasetu.wixsite.com/bulb
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むしゅうりさこ artpiece EAST「9」
二作入魂!
絵画作品を二点出展しているのはむしゅうりさこさん。
淡い色彩を基調とした柔らかく繊細なタッチが目を引きます。
全体の印象はふわふわとしながらも横たわる女性の流れる髪の描き込まれ具合や、凛と前を見据える瞳の力強さには目を見張るものがあります。
頬を僅かに赤らめている様子にあどけなさを感じながらも、真っ直ぐと迷いのない目線にはとてつもないパワーが宿っているように見えます。無垢な魅力と妖艶さが同居していて、たくさんのメッセージが込められた作品ですね。
http://risakomu.wixsite.com/risako
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dk artpiece EAST「10」
こちらも二作入魂。dkさんによる写真作品です。
表情を写すだけがポートレイト写真ではないのだなあと、この作品を鑑賞したときに感心しました。
白く飛ばしてあえてディテールを削いでいる分、純粋な形態美が表現されています。その人自身のもつ美を最大限に引き出す、これも肖像作品の醍醐味の一つかもしれません。
もちろんある程度は撮影者が指示することもありますが、その上でこの写真のようにちょっと足を崩してみたり手を添えてみたり、そんなことからも人物像って見えてくるものです。
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@shunphotograph 『One night』 artpiece EAST「11」
E-11のシュンさんの展示作品は残念ながらのすべてをお見せすることが出来ないのですが、『One night』というタイトルとWEB掲載用の画像からは距離感の近いポートレイト作品であるということが分かるかと思います。
展示作品だけでなく同名のブック作品、それに過去のポートレイト作品もごラン頂くことができます。どれも本当に美しく素晴らしい写真ばかりです。
https://cbc17105.wixsite.com/mysite
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碧さやか 『Blue Umbrella』 artpiece EAST「12」
碧さやかさんはポラロイドで撮ったポートレイト写真を展示。
セルフポートレイトもありますが、それ以外の写真にも被写体となった人々の自然な表情が捉えられています。
自分の身近にいる人たちの私生活をそのまま切り取ったスナップ的なポートレイトといえばナン・ゴールディンなどが有名ですが、演出されない素の人物の姿もまたその人を写す鏡のようなものだと思います。
それに加えて全てモノクロームということも今回の作品の特徴。このポートレイト展では唯一の白黒作品です。そんなところも踏まえて作品を見てみてください。
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ポートレイト展は4/29(土)まで開催中!
ぜひ直接足を運んで、じっくりと味わってみてください。
作品紹介Part3はコチラ