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書庫トヲル×abe seiya[kyabeshi] 『かざりと狭間』


書庫トヲル×abe seiya[kyabeshi]
『かざりと狭間』
2017.1.30-2017.2.5
at WEST 1-B

セルフポートレート創作家として活動する書庫トヲルさんと、主に音楽関係のアートワークなどを手掛けるabe seiyaさんのコラボレーション作品の展示会『かざりと狭間』。

セルフィー×コラージュアートの織り成す鮮やかで幻想的な世界をご覧ください。






デジタルコラージュの手法で描かれた淡い色彩のグラフィックと、アートの領域まで踏み込んだセルフィーが掛け合わさることで、想像だにしなかった世界が広がっています。

セルフポートレートのみで表現を行う書庫トヲルさんの写真はいわゆる「自撮り」。写真自体はどれも現実にある風景ですが、淡い彩色で幻想的に描かれたコラージュが重なり、色の溢れる鮮やかな作品に仕上がっています。




展示会場ではこのように、グラフィックを担当するabe seiyaさんがプロジェクターを使って作業風景を投影されていました。
こうやって制作の裏側をリアルタイムで見ることができるのも展示ならではですね。




下にはベースとなる書庫トヲルさんの写真作品が、その上にはabe seiyaさんがグラフィックを重ねた完成形の作品が展示されています。

自分の姿を自分で撮るって、すごくプライベートな行為だと思うんですよ。
セルフポートレートは写真文化が生まれた初期の時代からあった表現だけれど、SNSとスマートフォン以前にはそもそも「自分を撮る」ということは技術も機材も必要で、そう簡単にできることではなかった。

それがSNSの隆盛とテクノロジーの革新によって『自分を撮る→発信する』という一連の流れが一緒くたに、ごく身近に行われるようになった。自撮り=セルフィーがセルフポートレートの可能性を広げたとも言えます。




そんな新世代の私的表現の枠組みを越えたセルフポートレートと、さらにそれ自体が完成された形体の異なるメディア(=デジタルコラージュ)と掛け合わさることによって生まれたコラボレーション作品は、刺激に満ちた素晴らしいものでした。

個々の今後の活動はもちろん、再び二人のコラボレーションが見られることを楽しみにしております。


PROFILE--------------------------------------------

書庫トヲル shoko toru

1993年生まれ。田舎在住。

セルフポートレート創作家(Selfportrait Creator)

10代の頃に撮影会モデル、ヘアメイクモデルなど経験。
2013年よりセルフポートレートのみでの活動を開始する。

インターネットを中心に作品を発表、時々展示会に出展。
撮影、モデル、編集、グッズ制作等すべてひとりで行う。
少女と女性の間で揺れる独自の世界観で、透明感のある作品が評価される。

私は「日々記憶が欠落していく中で頭に浮かぶ絵」を写真として残す為に私を撮ります。 

Twitter
https://twitter.com/toru_shoko
HP
http://toru-shoko.tumblr.com/


abe seiya [kyabeshi]

平成生まれの東京育ち東京在住。

2011年に初出展したデザインフェスタを皮切りに、創作活動を開始。

2013年第8回ポストカードコンテスト CSG賞受賞。

2014年には表参道にて個展を開催。
現在は主に音楽関係のアートワークやデザイン制作を中心に活動し、最近ではヴィレッジヴァンガードオンライン様にて通販も開始。
当面の目標はみなさんと仲良くなること。何卒、よろしくお願い致します。

Twitter
https://twitter.com/kyabeshi
HP
http://sacabbage.com/

【出展スペース:WEST 1-B】
DF STAFF isaka