土川千晴
2016.7.22 - 2016.7.27
[WEST 1-A]
可愛らしい黒髪ボブの女の子。
彼女の生きる世界は、キレイなものばかりじゃないし、優しいものばかりでもない。
土川千晴さんの初個展をご紹介します!
長野県出身。現在は日本美術専門学校で日本画を専攻されています。
今回の展示ではダンボールをはじめ、キャンバスやぞうきん(!)など、
様々な素材に挑戦されています。
統合失調症という病気とたたかっている土川さん。
スペース内に砂山のようにディスプレイされているのは、実際に今まで
服用してきた薬の殻たちです。
あふれる薬の山。
悩み、葛藤しながら過ぎていく日々を、思い出と日常の品々と一緒に
インスタレーション作品として表現しています。
女の子の身体中をかけめぐる、たくさんの言葉にならない言葉たち。
痛みや苦しみを知っているからこそ、紡げる言葉がある。
土川さんが綴る言葉は、優しく、的確にもやもやした気持ちを代弁してくれます。
引きずるものは重いけど、涙が止まったら、食べちゃえばいい。
なんて大胆で、素敵なアイディア!
イラストレーションと一緒に写真作品も展示されています。
個人的にはこの写真たちもとても好きです。
土川さんの穏やかな眼差しが、そのまま写真にとじ込められているよう。
なんて大胆で、素敵なアイディア!
イラストレーションと一緒に写真作品も展示されています。
個人的にはこの写真たちもとても好きです。
土川さんの穏やかな眼差しが、そのまま写真にとじ込められているよう。
「こんな人もいるよ、ということを伝えたい」とおっしゃっていた土川さん。
描かれるモチーフはポジティブなものばかりではないかもしれないけれど、
自分の弱い部分とも向き合いながら制作を続ける姿はとてもかっこいいと思いました。
なんと言っても、可愛らしい笑顔が印象的。
お話ししたらファンになってしまうこと間違いなしです。
展示会は7/27(水)まで開催中!
かわいらしく、ちょっと切なく、でも、ふっと力をもらえる作品たち。
ぜひ会場でご覧ください!!
土川千晴
長野県生まれ長野県育ち。一度東京に出てくるも、すぐに実家に戻る。
それから約6年、ニート、療養、バイト。
日本美術専門学校にひとめぼれ、埼玉に出てくる。学校では日本画専攻。
【出展スペース:WEST 1-A】
DF STAFF nakagawa