SAEL, 7 RAYOS and SUPER FRIENDS
『Group Exhibition of Art and Argentine Design』
2016.5.11-2016.5.13 at EAST 102
地球の裏側、といういい方はあまり好きではないのですが、
日本から地球半球分遠く離れた南米アルゼンチンからアーティストチームがやってきました。
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスを拠点として活動するデザイナーのSaelさんの作品をメインに、今回の展示ではアルゼンチンのデザインシーンを彩るクリエイターたちの作品を紹介しています。
その中心人物Saelさんの作品は直線や図形で構成された幾何学的なグラフィカルアート。
近未来感がありますね。
グラフィックデザイナーとだけあって空間の使い方が巧み。
描くことだけではなく、「描かない」ことによって生まれる余白も画面を構成する要素に取り入れています。
ここからはそれぞれ別のアーティストの作品。
民族衣装のようなストールをまとい波に乗る男性。
南米の夏の海辺を思い起こさせます。
こちらもワニ、アルマジロ、ワシ、アルパカなど南米に生息する動物たちがデフォルメされています。
特に真ん中のアルパカはどこかふてぶてしくも憎めない表情をしていて、個人的にお気に入り。
展示スペースの中央はLucas Lopezさんがキュレートし、各デザイナーたちが手掛けた数々のアートワークが集められたエリアになっています。
こうしてみてみると、どの作品も自然豊かな南米で育まれた色彩感覚が表れている感じがします。
南米というとサッカーの強豪国のイメージがありますが、アルゼンチン代表は明るい青と白、ブラジル代表は黄色と緑、コロンビアも黄色と、その国の風土がユニフォームに表れています。
赤、青、黄色など原色に近い形で配色し、また組み合わせについても明るい色に明るい色を組み合わせたものが多いですね。
さて、会期中にはSaelさんがカラーテープを使って背中に即興でグラフィックを描くライブアートを行っていました。
ということでDFGスタッフもトライ!!
背中に描かれるアートの全容は本人にはわかりません。どきとき。
Saelさんの真剣なまなざし。
結構出来上がってきています。
不肖私とその場にいたお客さんも巻き込んで即席インスタレーションが完成!
はるばる南米から来たアーティストの作品の一部になれて貴重な体験ができました。
SAEL studio
http://eluniversosael.com
【出展スペース:EAST 102】
DF STAFF isaka