Saki Katsura Miyauchi Saki 『その襟足は糸である』



Saki Katsura Miyauchi Saki
『その襟足は糸である』
2016.3.28-2016.4.3
at WEST 1-G

【テキスタイル】
織物およびその原料。広義では糸から生地までを含める場合もある。

一枚の布によって表現される紋様。
それは衣服、小物、アクセサリーなどに形を変え、無限の可能性を秘めています。

『その襟足は糸である』では、そんなテキスタイルの世界を二人の作家が表現しています。





作家という立場にならずとも、あるいは展示を見に行くという機会を得ずとも、わたしたちはテキスタイル作品に日々触れています。
それは衣服だったり、食卓を飾るテーブルクロスだったり、部屋の壁紙だったり。

鑑賞者視点で今回の展示を見てみると、「こんな素敵な作品に囲まれる暮らしがしてみたい」と、身近な距離感で作品を楽しむことができます。




こちらはテキスタイルブランド『Luumu』を展開するSaki Katsuraさんの作品。
「着て」「見て」「楽しめる」というコンセプトのもと、他にはない不思議な世界観を表現しています。

写真上の線画作品は、これ単体で絵画作品としても成り立つくらい個性的。
時代がシンプルデザインに傾倒して久しいですが、たとえばこれがトートバッグにどーんとプリントされているだけでも、異彩を放ちます。




かといって主張しすぎるということはなく、こうやって実際に布地にプリントされているものを見ると、日常に沿っと馴染むアート作品として楽しむことができます。




花のモチーフもSaki Katsuraさんの一つの特徴でもあります。
前述の作品と比べると鮮やかな色づかいが印象的。




水彩のように淡く表現された花模様。
全体の印象は赤からピンクで、青や黄色の原色が良いアクセントになっています。


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Miyauchi Sakiさんの作品はポップで遊び心のあるデザイン。
有名なトリックアートをヒントに、こちらも日常の中で目を引くようなアイディアが光ります。




ポップアートを思わせる手描きタッチのテキスタイル。
例えばこれが部屋のカーテンになったら、、、と考えると楽しみも広がります!




「日本の文化やモチーフが好き」というMiyauchi Sakiさん。
日本らしい朱色にひらがなが散りばめられたパターンは、懐古的にそれを表現するのではなく、あくまでも現代的な解釈で「和」をデザインに昇華しているように見えます。




シルクスクリーンのいろはを分かりやすく解説しています。
制作の裏側を見ているようで、よりいっそう作品を堪能することができるはず




テキスタイル作品はグッズになってこそ輝く。
無地のTシャツにプリントされればその魅力を何倍にも引き出しますね。




小物入れに使えそうな小振りなポーチ。
良質なデザインだからこそ、こうやって小さく切り取られても成り立つ。

「アートに囲まれた生活」というと、なんだか肩に力の入った敷居の高いものに思えるかもしれません。
だけどこうして身近に使えるものを作品として見てみると、アートを身に付けたりともに暮らしたり、自分の生活を豊かにしてくれるものは意識せずとも身近に溢れているものなのだと感じました。


【出展スペース:WEST 1-G】

DF STAFF isaka