「裏庭にはワニ」 2015 |
アーティスト / n.monakaさん
約5年ぶりとなる個展を一日限定で開催中!!
残念ながら会場にお越し頂けなかった方も、
是非、このままお進みください。
会場 / WEST : 1-G SPACE
「おきあがり なかまに なりたそうに こちらをみている!」 2013 |
かの有名なゲームに登場するセリフが作品タイトルに。
ゲームの流れを汲むならば、
彼は一度、敵対する存在に倒されて、
ぼろぼろの状態で立ち上がったその瞬間の出来事である。
さぁ、なかまにしますか?
「ドォン!!ドン!!」 2014 |
パネルを漫画の原稿用紙に見立てて、
コマ割り、吹き出し、擬音で構成された作品。
何故、その擬音が発せられたか?は
想像する他無くて。
情景は鑑賞者によって移り変わる。
「つながってひとつになろう」 2014 |
まるで原子模型のような光景がパネルいっぱいに広がっている。
隣接する者と手を繋ぎ、また
隣接する者が手を繋ぐ、繰り返し。
良く見れば、三つでのみ手を繋ぎ、
他とは交流を持たない者もいるし、
卍型みたいに手をちょっとだけ伸ばして、
他者とは距離を取っている者もいる。
しかし、この場所に存在する全ての者は、
手があるから、望みさえすれば、それは叶う。
可能性がある。
「のぞき見」 2012 |
以前、インターネットを徘徊しているときに、
エロビデオ屋を店の外から必死に眺める少年たちの画像を見つけた。
あのワクワクさ加減がちらつく。
二人は謎の箱の中を注視するのに一生懸命で、
背後からどう見られ、どう思われているかなんて意識に無い。
その箱は何であるのか?を考えたとき、
それは覗き穴でもあるだろうし、
テレビかもしれないと思った。
背景に敷き詰められた
カラーバーがそうさせたに違いない。
重要なのは背徳感。
「FASHION HOTEL」 2012 |
ド派手なホテルである。
夜空にちらつくのは、雪ではなく、星。
※調べてみると実在するホテルのようだ
ホテルが主に稼働するのは静けさを取り戻す夜。
周囲からちょっと隔離された場所で、
光を伴い、人を誘う。
ここで用いられるカラーバーは、
危険信号を発しているようにも見える。
約五年ぶりに開催された本展では、
ここ数年のアートワークが展示されていました。
ご覧頂いておわかりになる通り、
グループ展かな?と思ってしまうくらい、
複数のアプローチを使い分ける器用さが画面に現れていました。
n.monaka 『1day Solo Exhibition』
2015.7.12
(ぱんだ)