サクマシュンペイ × セトケンタ × オオヤナギカオリ



サクマシュンペイさん、セトケンタさん、オオヤナギカオリさん
2014年6月に同スペースにて写真展「Someone」を開催

一年の時を経て、再び三人展
『second』を開催中!!

今回は「2」が作品制作におけるキーワードです。




サクマシュンペイ「 two side 」




「 昼と夜、子供から大人へ、1人が持つ2人の顔 」

たとえ同じ事柄だとしても、
視点を変えると表情も意味も変わってしまう。

暗雲に向き合う少女の後ろ姿、
もし正面から眺めることが叶ったとしたら。
景色と反する、晴れ晴れとした笑顔かもしれない。

その笑顔だって強がりかもしれない。




続いてご紹介するのは、
先程の作品脇に展示されたポートレート。

雲間から神々しい光が漏れて、彼女の背面を照らしているが、
正面にも光源が用意されており、明るい表情が確認できる。

もし、先程ご紹介した少女のように、
背面から撮影されたとしたら?
彼女のもう一面が見えたかもしれない。

このように隣接する写真との関係性から、
1人が持つ2つの顔を想像する楽しみがある。

オオヤナギカオリ「 二色分解 」




「あなたの色は何色と何色?」


人が持つ印象/イメージを色に置き換えるとしたら、
単色では難しいかもしれないのだけど。
象徴としての抽出であれば、
皆様、ご自身は何色だと思いますか?

今作、ぱっと飛び込んで来る色のイメージは、
ブルーとイエロー。
中央部には月の透かしが確認出来る。

夜のイメージであり、
補色の関係性に近しい。




彼女に与えられた色は、
レッドとブルー、3Dメガネを思い出す。

写真として出力された彼女の像は勿論平面で、
かつ彼女は横たわる姿を撮影されている。

彼女のボディにかけて投影されている映像は、
海辺の景色。

遠い場所にとじ込められた彼女を救い出す為に、
3Dメガネをかけてみたりしてはどうだろう。

セト ケンタ「 反面 」




「 誰かに対する 表情、口調、態度は何かをきっかけに一遍する事がある
何が原因なのか理解できるのならそれでいい
理解できなくてもそれはそれでいい
そもそも原因なんてモノは初めから無いのかもしれない
誰が何を考えているかなんて誰にも理解できないのだから 」




とある女性の飾らない表情を
より近い位置から撮影した写真作品。

近過ぎてフラッシュの光が肌や髪を照らし、
化粧の色が血液のように生々しく映ってさえいる。

人は対象の表情からたくさんの情報を得る。
口角が上がっているか?
目尻はどうだ?
そんな出来事から様々な推察を行う。




私は昔「口が半開きになっているよ」と言われ
そのクセを直した記憶が残っている。

そこで気付いたのは、口を閉じるって、
口元に僅かながら力を入れなければいけない、ってこと。

セトさんが撮影した彼女の表情の多くは、
口元が半開きになっていた。

ということは、
ニュートラル状態を撮影できたということではないかと。

そして彼女が考えていることが、
私には想像付かなかったので、この試みが良いなと思った。


サクマシュンペイ × セトケンタ × オオヤナギカオリ
『second』
2015.6.14 - 2015.6.20



(ぱんだ)