ハテvol.4「夕焼小焼」



社会人アートサークル「ハテ」によるグループ展

ハテvol.4「夕焼小焼」
池田百合/卯月和子/中西あい/やまだ さぶ

WEST : 1-C にて開催中!





池田百合
「水中花」
The flowers growing in water

金魚鉢、金魚の水槽の中って、
今作のように和室に近いイメージであると思う。

金魚が泳ぐのは水中であり、
その窓の外側では花火が光る。
それはあり得ない光景なのだけど、
一面で魅せられると、頷いてしまうほどの説得力がある。



中西あい
「おみや」
Souvenir

五十嵐大介氏の漫画「海獣の子供」を思い出した。
私達は、何らかの対価として稼いだ金銭で、
お土産でもプレゼントでも買うことが多いけど。
その他の生き物たちは、勿論貨幣なんて持ち合わせない。

物語の中で、生き物たちは果実をもぎり、
捧げものとして献上していた。

それは食物としての価値を見いだすことも出来るのだが。
もし、綺麗な貝殻や葉っぱを同様に捧げられたとしたら、
私達はゴミと見るか、または価値を見つけられるか。

子供の様に純な視点で取り上げられた作品である。



やまださぶ
「晴れたら」(一部)
if it is fine,


薄らと描かれた空の色、
頭部から突き出た葉や花びらが一枚も生えていない枝、
両腕に生えた羽根を口元で温めようとする様。

「もし」の次を待ち望む四人のキャラクターが描かれている。
四人はしっかりと目を閉じ、
腰を落ち着けて、次の瞬間を待ち、耐えている。

次の可能性は、ネガにもポジにも傾く可能性も持っているが、
どうか、晴れて、彼女たちを暖めて欲しい。



卯月和子
「君の嫌いな音楽」
Music which you hate


高い場所から見下ろす構図、
計四枚の写真からなる作品。

まだ若干残った陽の光が、
乱立する建物の輪郭を明らかにし、
同時に輪郭の内部自らも発光する。

美しい光景であると思いながらも、
ノイズでもあると思う。

ここから聴こえてくる音に、
耳を澄ます。

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『ハテvol.4「夕焼小焼」』
会期:2014.10.26 - 2014.11.3


(ぱんだ)