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ニセモノ展



GALLERY SPACE : 2-A
『 ニセモノ展 』

本物が存在するから偽物があって、
光と影の関係性みたいだ。






複数のアーティストによるグループ展
『ニセモノ展』
一部ではございますが、作品をご紹介致します。



noeさん

支持体の側面から伸びた
イヤフォンコード、ジャック。
この作品が奏でる音は一体どのような音なのか。
見て、想像を巡らせて欲しい。



峰 春香さん
「破綻」

世の中のありとあらゆる場面において、
真実と偽りが混在している。
何が"本物"で”ニセモノ"なのかを決定するのは
自分自身であり、常に自分自身との葛藤である。

背中に生えた羽根は、
元から彼の背中にあったように思えず。
どちらかと言えば、後付けで、
寄生されたかのようだ。



幸温 望さん

キャンバスの上にねっとりとへばりついた
油絵の具の匂いが作品のイメージと結び付く。

複数の絵の具が混ざり、
徐々に沈み、濁り、変容して行く中で、
画面左の瞳と涙だけが、明確な形を保ち続けていた。



Circoccoさん

檻の中に閉じ込められた女性。
見上げると至る所に、鳥類が浮かんでいる。
色味が落ち着くモノクロームの像の中でも、
猛禽類の梟の強面が印象的である。



新関創之介さん

計三枚の花の絵。
背景、花、鉢、葉。
言葉にするなら上記の四点が、
個々を隔てる。

新関さんの描く花達は、
花びらよりも葉の描き方に目が行ってしまう。
緑色のハリに触れたくなるのだ。



Yousui Hashimotoさん

Yousuiさんの絵画作品は、
「白地の上に様々な色が乗る」
というイメージが個人的に定着してきました。

ポピュラーを欲する意識が、
根底にあるんじゃないかなと思う。

線が密集し、輪郭同士が溶け出して、
不明瞭になりつつも、手探りで形と答えを求めているようだ。

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展示期間:2014.8.24 - 2014.8.30
展示会場:GALLERY WEST :2-A

(ぱんだ)