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川上 はるか 『oiai sorb』 [1-A:7/29-7/31]

 川上はるかさん、初の個展です。

はるかさんの絵を見て、まず印象に残るのが画面の広範囲を覆うカラーインク。
色が好きだというはるかさんはまず、カラーインクを滲ませるところから絵を始めます。

 何を描くかは先に決めずに、まず色を決めてカラーインクを紙に載せ、その後に人物を描いたり、コピックで色や形を足していったりしているそうです。

対になった上の二枚は、一枚に青インクを塗り、パタンと閉じてもう一枚の紙にそのインクがうつったものです。その二枚に、さらに対になるような人物を描いています。





 模索していた時期に描いた一枚。
この絵から、現在の作風に固まったという決定的な作品なのです。

こちらの絵に使われているインクは、グレーのみで
色の滲みから青色が現れたことに驚いたといいます。
グレーと青の二色は、はるかさんの好きな色でもあるのです。

これは在廊中に完成した絵です。
瞳に映る富士山が気高く澄んでいます。

カラーインク・コピックを主な画材とした、はるかさんの色遊びは、原画でお楽しみ頂く事を推奨します。

pixiv / twitter


DF STAFF KOZUE