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JAM展


JAM

WEST アートポケット
2014.7.22 - 2014.7.28
小川 純矢 / 栗田 真希 / 森 葵 の3人による絵画と写真の展示会です。

前回行われた展示会 JAM JAM JAM からおよそ5ヶ月。
http://designfestagallery-diary.blogspot.jp/2014/03/jam-jam-jam.html

常に新しい発見がある彼女たちの展示会をご紹介します。




まずは小川純矢さんの作品。

細密に描かれた髑髏(どくろ)が不敵な笑みを浮かべているように見えます。
「在る」というよりは、「居る」という感覚。
背景に選ばれた暗緑色と、前面に置かれた鮮明な赤は補色効果も相まってより一層表情を際立たせています。


ノイズ と ハト。

小川さんの絵画に於いて最大の特徴とも言えるざらついた表面のテクスチヤ。

小川さんの世界はどこか「死」を連想させる。
この小さなキャンバスの中には小川さん自身の体験や、内に秘めた何かが見え隠れしているのかもしれません。




写真を展示されているのは栗田真希さん。

以前、お好み焼き・もんじゃ 原宿「さくら亭」のエントランスギャラリーを彼女の色鮮やかな桜の写真で彩ったことも。
http://designfestagallery-diary.blogspot.jp/2014/04/dfg.html

今回、彼女が挑戦したのは「ヌード」
ヌード写真集を見たことがないと語る彼女にとって、「ヌード」とは一体どんなものだろうか。
言葉だけを頼りに、手探りで表現する感覚。



ヌードって何?と栗田さんに伺うと、
「それは感じとってよ。」と一蹴されてしまいました。

ヌードとは考えて理解するものではないようです。



続いて、森葵さんの作品。

DFGスタッフの中にもファンの多い森さん。
森さんの描く世界には道理も常識も通用しません。

紙の上に広がる世界は森さんの頭の中そのもの。

これは全ての人にとっても初体験となり得る体験型絵画なのです。
新作が描く度に感動を巻き起こす稀有なアーティスト。



彼女の生み出したデジタルアート作品は不思議に満ちています。
どうしたらこんな効果が生まれるのか。

眼球の断面図だということまでは間違いないと思うのですが、それ以上先の情報を何も感じさせないのも彼女の作品ならでは。
探ろうとすると、無言の内にドアを閉められる。そんな雰囲気が彼女の作品からは漂っているのです。



毎度大きな刺激をデザインフェスタギャラリーに運んでくるJAMの皆さん。
展示会は明日、7/28(月)まで。
まだ見ていない人、体験してみてください。



(chida)