バナーエリア

このブログを検索

ドドン派 [2-A:6/23-6/29]

五人のグループ展です。

美大で油画を学ぶメンバーを中心とした5人ですが、油絵だけではなく、ミクストメディア、イラスト、コンピューターゲーム、インスタレーションと様々な作品が並んでいます。


布施琳太郎 「青い幸せ「ブルーカラー」」

ブルーシートで覆われた一角に、写真や絵画、立体などが並んだインスタレーション。
今回は感覚的な作品との説明でしたが(むしろ意味深!)、今までは「未来の自分の息子からの手紙」を扱ったインスタレーションなど、架空の歴史をテーマにしているのだとか。
会場内にあるポートフォリオもご覧下さい!



 沼田裕介 「ハイブリッド」(上)、「Cloud sea」(下)

沼田さんは頭の中にビジュアルイメージがはっきりとあり、それに従って描くことが多いそうです。「意味やコンセプトは?」と考えすぎると、筆が進まないこともあるのだとか。「ハイブリッド」にみられる獣のかぶり物と人における有機的な描写と、甲冑などにみられる無機物の描き分けが面白いです。



 末吉岳洋 「イン・マイ・ライト」

滲み出る曖昧な自意識を、キャンバスに塗り込めて、塗り込めて・・・。
意識と無意識、形のないもの・・・。
表しにくいものを絵で表そうとして一枚一枚と真剣に格闘している、そんな気迫の漂う絵です。


好川翔太郎
絵画とイラスト、コンピューターゲームの並ぶ、この展示の中で最もバリエーションが豊かなのが、好川さんの作品です。
まとまったテーマにせず、あえて自分の多面性を見せてみる。
「他にはどんな作品を?」と興味が湧いてしまいます。


今井琢
そして最後に紹介する今井さんの作品はなんと、架空の漫画雑誌週刊少年ジャン「ブ」に掲載予定とキャプションに書かれた、漫画の見開き。
今井さんは漫画家志望なのだとか。
魅力的な鬼&少年のキャラクターが、劇的な構図と描写で描かれています。
本当にこういう漫画ありそう!
いや、本当に今井さんが書いている漫画の一部なのでしょうか。



インスタレーションや油画から漫画・ゲームまで何でもござれ、
五人のディープ・インパクト「ドドン派」は6/27(日)まで!


DF STAFF KOZUE